2010-01-01から1年間の記事一覧

今日聴いたもの

Art Official Intelligence - Mosaic Thump / De La Soul '00年。ゆったりしたミッドテンポの太いリズムトラック、最小限のフレーズ・サンプリング。思えば「Stakes Is High」のあまりに地味な音作りに馴染めず、そのままデ・ラ・ソウルから離れてしまってい…

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Otto Spooky / Momus '01年の「Folktronic」というアルバムがかなり気に入っていたにもかかわらず、ここ数年ついご無沙汰してしまっていたモーマスの'05年作。多彩な音楽がコラージュされたなかなかひと一言では言い表しづらいカオスな音楽性の1枚なんだけど…

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Denies The Day's Demise / Daedelus '06年。かなり前にLong Lost名義のアルバムを聞いて以来ちょっと気になっていたLAのトラックメイカー。過剰な電子音を散りばめたラウンジーなドタバタ・ブレイクビーツと言う趣きで、ビックリするような凄い曲はないんだ…

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Dub Come Save Me / Roots Manuva '02年。ダンスホール・テイストのUKヒップホップにズブズブとダブ処理を施したヘヴィーで不穏な1枚。エクスペリメンタルなダウンテンポ・トラック上でピアニカの音色が漂う"Highest Grade Dub"やエキゾティシズムを感じさせ…

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Disco Discharge - Disco Ladies / V.A. 女性ヴォーカル限定のこのセットは、ダンスクラシックス系はもちろん、下世話なユーロ系歌謡ディスコにマシナリーなミュンヘンディスコ、エレクトロ、そしてポップス系シンガーによるMOR風トラックまで織り交ぜたバラ…

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アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 75・76 Girls 青木美冴・秋本圭子・有吉ジュン / V.A. ソニーのマイナー・アイドルのシングル全曲集。3人とも以前出ていた「アーリー70´sフィーメイル・アイドル・コレクション」というコンピに何曲か収録されてたと思う…

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Evergreen / Booker T '74年。かつてフリーソウル・コンピで聞いた"Jamaica Song"がすごく良かったんで気になってはいたアルバムなんだけど、同じ頃に聞いたブッカー&プリシラ名義の諸作のあまりにアーシーでヘヴィな音に気後れして、つい手が出ずじまいだ…

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Doing Dark Side of the Moon / The Flaming Lips & Stardeath And White Dwarfs 新作。ピンクフロイドの「狂気」を、オリジナルの恐ろしく洗練された音作りとは対照的な、ファズギターやファズベース、フィードバックノイズがうなるプリミティヴなガレージ…

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Wake Up the Nation / Paul Weller 新作。素晴らしかった「22 dreams」に続き、今作も絶好調。フォーキーな音作りがどこかナチュラルでウッディーな耳触りだった前作とは打って変わって、今回は80年代前半くらいまでのエルヴィス・コステロと"ロックス"の頃…

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Sweetest Feeling - Van Mccoy Songbook 1962-73 / V.A. Aceの作曲家コンピのKentとの連携シリーズ新作は、70年代ディスコの印象が強いけど、そう言われてみれば確かに60年代音源でも時々名前を見かけるヴァン・マッコイの作品集。軽快なノーザンソウル連発…

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Bless You California - More Early Songs Of Randy Newman / V.A. Aceの作曲家コンピ・シリーズに再びランディ・ニューマン編が登場。バーバンク御用達ソングライター的なイメージ通りのテクニカラーな架空ノスタルジック路線と、職業作曲家としての確かな…

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昭和ガールズ歌謡レアシングルコレクション3 〜恋算数/バギー野郎〜 / V.A. レアな歌謡コンピ・シリーズのクラウン編第3弾。70年代の音源を万遍なく並べた、これまでになく年代的にバランスの取れた選曲で、アルバム通して聞いてもあまり違和感がなく聞きや…

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ある春の恋人 / Minuano 新作。今回も、ソフィスティケイトされたクロスオーヴァー・アレンジに乗って、舌足らずでフワフワした少女ヴォーカルで歌われるめくるめく転調メロディーに相当ときめいた。快適なアップテンポ曲の"宵街"や"二十四時"にまずは耳を引…

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本日は晴天なり / サニーデイ・サービス 久々の新作。なんだけど、驚くほど変わっていない印象で、「愛と笑いの夜」や「サニーデイサービス」の後に聞いても全然違和感がなさそうな甘酸っぱい青春フォークロック集。最近のソロ名義作でのラフスケッチのよう…

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イルリメ・ア・ゴーゴー / イルリメ '07年。「Quex」以降は全く聞いてなかったんで、あまりにアッパーな躁状態トラックの数々に最初は衝撃を受けたけど、歯切れの良い演芸風MCに愉快なリリック、図太いリズムにキャッチーなサンプリング・フレーズが一体とな…

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le mode d'emploi / dahlia '03年。capsuleの「キューティ・シネマ・リプレイ」でフィーチャーされているのを聞いて以来、ちょっと気になっていた男女ユニット。あれから随分年月が経ってようやく初聴き。ジャジーなピアノ演奏にフランス語ナレーションが乗…

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Do The Bossa Nova + Latin Fever / Herbie Mann ライノから'00年に出た'64年のアトランティック盤の2in1再発。バーデンパウエルの波状ギターがたまらなく心地良い"Deve Ser Amor"ではじまる「Do The Bossa Nova」は、アクセント的に派手なストリングスやホ…

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Astral Signal / Gene Harris ブルーノート'74年盤。エクスペリメンタルな不協和音ピアノ演奏に続いて怪しい教則レコード風のナレーションが流れ出し、間髪いれずにメロウで深遠なAORジャズ・ロック"Summer(The First Time)"に突入する冒頭から、ファンク、…

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Disco Discharge - Classic Disco / V.A. Harmlessのディスコ・コンピ・シリーズを久しぶりに。こちらは「クラシック・ディスコ編」と銘打たれてはいるけど、ドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドで始まりマンハッタントランスファーで終わる選…

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I'm Funk And I'm Proud / Andre Foxxe Pファンク系人脈らしいギタリストの'93年ソロ名義アルバム。猥雑なコーラスがいかにもという感じのディスコ〜ファンクにエレクトロとハードロック・テイストを加えた音作り、と言うとかなり暑苦しい音を連想しそうだけ…

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Structure and Cosmetics / The Brunettes '07年。ニュージーランドの男女ユニット。屈折してはいてもどこかハンドメイドなインディポップ感が漂っていた1stに比べ、この2ndではすっかり職人的なアヴァンポップ・ユニットという佇まいに。60年代の高音圧ガー…

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Bad Music for Bad People - Songs the Cramps Taught Us / V.A. チェリーレッド傘下のRighteousというレーベルから'09年に出たクランプスゆかりのコンピ。当然ヴィンテージなR&Rにロカビリー、ブルースなどがずらりと並んでいて、さらに、これまで「Born Ba…

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シングアゲイン / 都市レコード '08年。独特のユニゾン・ヴォーカルによるアンダーグラウンドなカレッジ・フォークという基本線は変わっていないものの、以前聞いたアルバムに比べると少し輪郭がハッキリした感じで、曲によってはなんだかジャックスとサニー…

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心臓 / KREVA '09年。ディスコやソウルのキャッチーなフレーズ・サンプリングにメロディアスなラップ、ヴォーカルのオートチューン処理など、カニエ・ウエストに通じるイイ雰囲気の和製ヒップホップ盤。特にメロウな楽曲が並ぶ前半の流れの心地良さは只事で…

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デラックス / キーヤキッス 3人組ガールグループの'01年盤。全編アッパーなハイパー・ユーロディスコ歌謡が満載で、時々モーニング娘。っぽい意匠が鼻につく瞬間もあるものの、すがすがしいくらいに突き抜けた下世話な音の洪水の中に、何気に琴線に触れるキ…

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Door / Every Little Thing '08年。ここ何年かのシングルは結構聞いてたけどアルバムを聞くのは初めて。カラッとした産業ロックとバラードなどで構成されてて、多分別の人が歌ったらあんまり印象に残らなさそうな気がするんだけど、それがこの甘酸っぱい柑橘…

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Def Jam's Rush Hour 2 Soundtrack / V.A. '01年。デフジャム産のヒップホップ/R&Bトラックで固めたジャッキー映画のサントラ・コンピ。1曲でもグッとくる曲があればラッキー、くらいのつもりで投売りセールの数合せで買って、そのまま忘れていたようなCDだ…

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Piece / Hair '70年。デンマークのヘヴィサイケ系。1曲目の"Coming Through"のパーカッシヴなギター・カッティングがメチャクチャ格好良い。途中でテンポ・ダウンしないでそのまま突っ走ってくれたら最高なのに。この曲に限らず、特に長尺曲を中心に、ところ…

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As the World Grits / Grits '93年にCuneiformから出た70年代前半のデモ音源集。カンタベリー〜レコメン的なひねくれたセンスとカラッとしたアメリカン・ハード・プログレ指向が同居したなかなか独特な音で、知的で洒脱だったかと思うと次の瞬間には無性に暑…

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Fridays Child / Kofi '94年。アリワの女性ラヴァーズ・シンガーの2nd。ファズギターをフィーチャーしたニューソウルっぽいルーツ系ラヴァーズ"Brown Baby"に、ゴスペル風のイントロから一転、とろけそうな陽だまりラヴァーズに展開する"Things May Come"と…