blue / 曽我部恵一 新作。「LOVE CITY」に引き続いてのメロウ・フォーキー路線。ジェントルなフォーキー・グルーヴにファズ・ギターが絡む"春を待つ人"、爪弾き系のデリケート・フォーク"夢を見ていた午後"が、さりげないダビー・エフェクトも効いたイイ曲。…

Special Delivery / Polly Brown 75年。ピケティウィッチの女性Voのソロ・アルバム。ダイアナ・ロスに通じるソフト&メロウなヴォーカルと60年代ガールグループっぽいキャッチーなコーラス・ワークが相まって、なんだかスプリームスっぽい感じの、ソウル・フ…

Prelude To... / Barbara & Ernie 71年。抑制の効いたクールなアレンジとフラワーなコーラスが気持ち良い、メロウでファンキーなフォーキー・サイケ。1曲目のジワジワと高揚していくラテン・フォーキー・グルーヴ"Play with Fire"をはじめ、地を這うようなア…

Ashford And Simpson Songbook / V.A. 英ExpansionのSoul Togethernessシリーズの1枚で、80年前後のダンス・クラシックス物を中心に、60年代のレア音源や90年代の作品もカヴァーした編集盤。定番っぽい曲がほとんどだとはいえ、数々の名曲をまとめて聞けるの…

Back to Black / Amy Winehouse 07年。モータウンのガールシンガー物やバカラック曲を歌うディオンヌ・ワーウィックなど、60年代のポップス寄りソウルを思わせる、ちょっと懐かしい作風の英国ガールSSWの2nd。すごい大ヒット盤みたいで、なるほど、ルックス…

LOVES / D・H・Y (Dogs Holiday of Yawn) 07年。90年代J-POPのヒット曲の数々をジャズ、クロスオーヴァー、ダブなどのお洒落アレンジとナチュラルでキュートな女性ヴォーカルでカヴァー、な企画。とにかく1曲目の小沢健二"ラブリー"が強力。4ビートで微妙に…

ザ・シロップのおかしなおかしなおかしな世界シリーズ 第二集〜聖なる魔法 / ザ・シロップ 新作。いつもの昭和歌謡ロック路線に、呪術的なインセンス・サイケやアフロ・ファンク・テイストなどを加えて、ファンキーかつヘヴィに展開する1枚。モンドな電子音…

ベンチャーズ・ヒットを歌う! 二つのギター / 小山ルミ 71年。自身の代表曲"二つのギター"と"さすらいのギター"のほか、"雨の御堂筋"や"北国の青い空"などのベンチャーズ歌謡を片っぱしからカヴァー、さらにベンチャーズのヒット曲に日本語を載せた曲で構成…

スタジオ・ムッシュ / かまやつひろし 79年。前作のAOR路線に飄々としたユーモアを交えて、本来の軽妙な持ち味とメロウな音作りが巧く融合した感じのシティポップ傑作盤。狂騒的な雰囲気だった内田裕也版にくらべると随分スタイリッシュなファンキー・ロック…

ムッシュ・ファースト・ライヴ / かまやつひろし 78年。ライブ盤で、曲目はスパイダーズの曲が大半、ということで、実はあんまり期待してなかったアルバムなんだけど、これがメチャクチャ最高。アーシーなファンキー・ロックとクロスオーヴァーな感覚が同居…

いとしのナナ / 木の実ナナ カヴァーポップス期からGS全盛期まで、60年代のシングルと2枚のアルバムからセレクトされたP-VINE編集盤。97年の発売で、当時出ていた「キューティーポップコレクション」や「カルトGSコレクション」「東京ビートニクス」といった…

あけろ!ケイサツだッ!! アクションドラマMUSIC FILE / V.A. 70年代の警察やアクション物ドラマのテーマ音楽やテーマ曲を集めたコンピ。"太陽にほえろ"の少しメロウな79年ヴァージョンで幕を開ける全28曲、70分以上の大ヴォリューム編集で、ジャズ・ロックや…

LOVE LETTER / 曽我部恵一 05年。1曲目、ファンキーな青春ギター・ロックが突然ハードコア・パンクになる珍しく強引な展開の"バタフライ"に笑った。2曲目以降もモータウンやハードロックなど、結構意表を突かれる曲調が続くけど、甘酸っぱくてメロウなバブル…