遺伝子レベル剣 / おおひなたごう 97年〜03年までの作品集。ドラマやマンガのお定まりのセリフや展開を使って笑わせるネタが個人的にはツボ。チャンピオン・コミックスで出てる本しか知らなかったんだけど、帯を見たらイースト・プレスからは他にもまだまだ…

Comet In The Sky / Sandra Cross 88年2ndにボーナストラックを追加したジムコ再発盤。ノーザン・ソウル風のメロディが優しい歌声で歌われるUKラヴァーズ。マッド・プロフェッサーのアイデア豊富なアレンジが程よい刺激になって最後まで飽きさせない。 低温…

無境界の人 / 森巣博 手に汗握るバクチ小説。牌九というゲームのルールは全然理解できなかったにも関わらず一気読みしてしまった。唐突に何度も出てくる「日本人論」批判など、かなり脱線の激しい文章なんだけど抵抗なく読ませる筆力は凄い。

Awakening / Lord Finesse ジャズ系のネタ使いが目立つ、抑制の効いたクールなヒップホップ。と言うとありふれてるけど、このアルバムは聴けば聴くほどよく出来てる細部に感心。"Gameplan""Speak Ya Peace""Food For Thought""Hip 2 Da Game"

The Best Of Flo & Eddie じっくり聴き込むとヴァラエティ豊かな音楽性。でも今は、ハードロックな音に甘いメロディが乗るパワーポップ・タイプの曲がとにかく気持ち良い。"Feel Order Now""Another Pop Star's Life""Afterglow""You're A Lady" "Illegal, I…

The Album"1" / Uinona 何回か聞いてるうちにギターポップの典型のようなメロディ展開がだんだん鼻についてきた。けど、1曲目"アイムノットダウン"の疾走感と男女ツインヴォーカルの微妙なズレ具合の気持ち良さには抗しがたい。 Lowrider Soundtrack Volume.…

Forevernevermore / Moodymann 90年の3rd。漆黒モノトーンな1stに比べると、ソウルやゴスペルなどの黒人音楽的な意匠が分かりやすく散りばめられてる今作は、かなり色彩感が増した感じ。2ndも聞きたいんだけどなかなか見つからない。 Best Of Jimmy Cliff 67…

A Word Of Science / Nightmares On Wax warpから出た91年の1st。シカゴ・ハウスに通じる手触りのソウルフル・テクノ集。「Carboot Soul」以降のダウン・テンポな彼らしか知らなかったんで、アップ・テンポな曲が大半を占めるこのアルバムには意表を突かれた…

コーヒーブレイク11夜 / 阿刀田高 30才を過ぎた今なら楽しめるかも知れないと思ってブックオフでゲット。うーん実にオトナの世界。「失楽園」な状況設定の数々が眩しいブラックユーモア小説集。

Just Like Yesterday / 尾関裕司 歌謡曲の作曲家として時々名前を見掛けたことがあったけど、こんなにソフト・ロックな甘い声で歌うシンガーだとは知らなかった。非常にバタ臭い感覚とドメスティックな歌謡色が同居したレコード。"二人分の夢"（ブラジリアン…

狼よさらば 74年。喪失感に満ちたアメリカン・ニュー・シネマかと思いきや途中から悪漢ヒーローものになって驚いた。チャールズ・ブロンソンの表情って独特の味わいがあるなあ。

Nona / Nona Hendrix 83年1st。マテリアルが全面的にバックアップしたライトなエレクトロ・ソウル盤。"B-Boys""Design For Living"（イントロが只事じゃない）"Transformation"（エレクトロがAORに取りこまれたようなメロウ・チューン）"Steady Action"（ス…

加爾基 精液 栗ノ花 / 椎名林檎 あちこちに顔を出すサイケな意匠に辟易するときもあるけど、"茎"以降の後半の充実した楽曲群には問答無用でワクワクさせられる。"意識"が完全にツボ。こういう曲との出会いがある限りポップスから離れられない。

The Awakening / Lord Finesse 96年の3rd。ゴツゴツした印象の1stに比べるとグッとクールな音に変化。一聴した感じでは、突出した曲はないけど、どれもカッコイイっていう、ヒップホップのアルバムを聴いて抱きがちな感想を持った。もうちょっと聴き込まない…

今日の我れに明日は勝つ 美空ひばり大全集10 昭和30・31年のシングルAB面曲集。この盤もモダンな曲が少なく自分にはちょっと辛い内容。"素敵なランデブー"（原六朗）"あなたと旅をすれば"（米山正夫。和風路線でもこの人の曲はヒネリがあって面白い）"ひばり…

ZOMBIO 死霊のしたたり スチュアート・ゴードン。ラブクラフトを下敷きにしたスプラッター・コメディ。馬鹿な話を徹底的にマジメに演じていて感動する。傑作。85年。

Brown Rice / Don Cherry 76年。1曲目"Brown Rice"が素晴らしい。フリー・ジャズのようでありファンクのようでもあり民族音楽のようでもあり、でもやっぱりそのどれでもないような不思議な音楽。それでいてA&M盤というのが納得出来てしまうオーガニックでポ…

Lavender Popcorn / John Kongos Sanctuary編集の60年代音源集。前半はいかにもサイケ時代のB級ポップ集という感じだけど、後半に全曲収録されてる「Confusions About A Goldfish」というアルバムがイイ。フォーキー・サイケな好盤。この前聴いたRepertoire…

「同和利権の真相」の深層 「同和利権の真相」は読んでないんだけど、宮崎学、斎藤貴男、呉智英、森達也といった執筆陣に惹かれて購入。学校や企業での教育や研修がいかに奇麗事な、表層的なものだったか思い知らされる。それにしても呉智英最高。強烈なオッ…

バロム・1 ?友情のクロス / さいとう・たかを ひとつひとつのエピソードが丁寧に作られていて結構読ませる。ゴルゴな顔のスーパー・ヒーローにはちょっと違和感があるけど。

The Fruit That Ate Itself / Modest Mouse Kから出た97年盤。これも相当に良い。このバンドの音はすごく肌に合うなあ、と改めて思う。こんなバンドに出会ったのは久し振り。 Soul Of The City / Steady Ups コンテンポラリーなロックステディ/ルーツ・レゲ…

10枚100円。バブル末期の短冊シングルズ。 遊びきれない休めない パート1（サラリーマン編）/ ザ・ゴールデン・ボーイズ 89年。健康ドリンクのCMソング。井上大輔作曲のジャングル・ビート歌謡。CWはOL編。 C嬢物語 / SINSEN組 91年。これも健康飲料のCMソン…

カフェ・アプレミディ・ミーツ・ディズニー コピー・コントロール・CD。どういう音源から採ってるのか分からないけど、気持ち良く聞き流せる、なかなか良い雰囲気の編集盤。 Squaredancing In A Roundhouse / Derrick L. Carter 02年のフル・アルバム。テク…

The Album"1" / Uinona 男女二人組のギターポップ・バンドの02年のアルバム。これくらい曲のクオリティが高いと安心して聴ける。これは当たり。ツイン・ヴォーカルの曲が凄く良い。 加爾基 精液 栗ノ花 / 椎名林檎 レンタル落ちが安くなってきたので購入。"…

Jam 2 Disco Fever / J.B.'s Internationals 上手くディスコを取り入れたファンク。これを聴くと、この時代のJBの音楽も聴いてみたくなる。早く再発CD化されないかな。"Geogia Disco"（これは本当に傑作。と思う）"Soul Of The Disco"（サビの泣きメロ展開が…

徳川女刑罰史 石井輝男。3話オムニバス。ラストの刺青師の話が一番テンション高いけども3話ともにクオリティは高い。さんざん残虐な処刑シーンを嬉々として（に見える）撮っておいて、一つのエピソードが終るたびに、取って付けたように「本当に刑罰はこれで…

合格祈願 / 細川直美 三浦一年や松宮恭子の楽曲が大半を占める、遊び心いっぱいのアイドル・ポップ・アルバム。いつもはアイドルにコンサバな楽曲を提供する岸正之も弾けてる。90年のアルバムの「音泉」シリーズ再発盤。"乙女の涙は全国区"（松宮恭子。ウキ…

（この内容）C.O.A sessions / コモンビル 変幻自在なギターがカッコイイ。前に轟音ギターと書いたけどそんな単純なものではないね。ただ、曲自体はもう一つかなあ。 The Sound Of The Baskervilles / Thee Headcoats featuring Thee Headcoatees 音の塊のよ…

ザ・ディスコ 79年の日本編集ディスコ・ヒット集。欧州ものとアメリカのブラックものが半分ずつという選曲。欧州ものはあまり期待してなかったんだけど予想外に良い曲が多く、むしろボハノンやコン・ファンク・シャンより新鮮に響いた。ボズ・スキャッグス"L…

買ったまま放置していたものをまとめ聴き ドール / 太田裕美 持ってたシングルが見当たらなくなってたので買い直し。松本隆/筒美京平の78年の名曲。B面の本人自作曲"やあ！カモメ"は印象が薄かったんだけど、改めて聴くとシンプルながらイイ曲。「I Do, You …