レコード
買ったまま放置していたものをまとめ聴き
- ドール / 太田裕美
- 持ってたシングルが見当たらなくなってたので買い直し。松本隆/筒美京平の78年の名曲。B面の本人自作曲"やあ!カモメ"は印象が薄かったんだけど、改めて聴くとシンプルながらイイ曲。「I Do, You Do」や「TAMATEBAKO」で開花する才能の片鱗が。
- シングル・ガール / 太田裕美
- 阿木耀子/宇崎竜童の78年作品。山口百恵の"絶体絶命"の裏返しのような歌詞。同年の"ドール"と続けて聴くと松本隆/筒美京平コンビとの作風の違いが分かるような分からないような。どちらもディスコ歌謡なんだけれども。それほど好きな曲じゃなかったんで長らく聴いてなかったけど、かなりイイ曲だと思う。
- バラ色の人生 / 津和のり子
- 曲はさとう宗幸だけど"青葉城恋歌"のイメージとはかけ離れた、怨歌よりの字余りフォーク歌謡。79年。
- くもりガラス / 絵夢
- この人の音楽は初めて聴いた。リリィとか山崎ハコを思わせるハスキー系。B面"私が悪い"は南佳孝のソフィスティケイトされた楽曲と歌との微妙なギャップが面白かった。大野克夫のA面曲はパス。どちらも作詞は松任谷由実/呉田軽穂(なぜA面とB面で名義が違うんだろう)。
- 水割りダブルで / 原あつこ
- 尾関昌也/尾関裕司コンビの79年作品。中原理恵や大橋純子に近い雰囲気の歌謡曲。少しディスコ。
- 白い時間 / 織田あきら
- 75年。哀愁フォーク歌謡と思わせてツイストのリズムに変わり、また何事もなく哀愁フォークに戻る強引な曲。
- うちのお父さん / 藤本房子
- 南こうせつ作品。ちょっとロックっぽい。うねるベースを初めバックが妙にカッコイイけどひょっとしてティン・パンの人たちだったりするんですか。森田公一作のB面"ゴクロウサン"はいつものノヴェルティ路線。サンバ歌謡。
- 縦縞のシャツを着て / タンポポ
- 哀愁フォーク歌謡。途中で止めた。"初恋少女"や"おとこ星・おんな星"が素晴らしかったんでこの女性デュオのレコードは見つけたら買ってしまうんだけど平安京レコードから出てる曲以外は全部こんな調子だ。
- 少しずつ愛して / 豊島たづみ
- その"初恋少女"を書いた桜井順の"ミッドナイト・ブルー"が良かった。ボッサ・タッチのシティ派ニュー・ミュージック。A面はパス。80年。
- ラブ・スケッチ / 佐藤恵利
- 79年。平尾昌晃作のサンバ歌謡。アイドルポップというよりは少女歌謡。というより平尾昌晃が今にも畑中葉子とデュエットで歌い始めそうな曲調。
- 20才 / ベル
- 哀愁フォーク歌謡。ダメだった。多少は喫茶ロックな線を期待したのだけど。
- 青春道中哀歌 / 本間由里
- ヤマハ・ポプコン系女性歌手。にしては異色なコブシ唱法が印象的。タイトル曲は78年にしては古めかしいバンカラ・フォーク。B面の"かわいた雨がふる"は太田裕美が歌った松本隆の詞世界をより現実的にしたような貧乏臭い同棲愛モノ。