Harry + Silent Mother Nature / Catherine Howe 英国女性SSWの74年2ndと76年3rdを2in1にしたBGO再発盤。「Harry」は70年代のUSフィメールSSWとカーペンターズ系のMORポップスが同居、あるいは融合したような音楽性で、キャロル・キングやジョニ・ミッチェル…

Girls With Guitars 〜All Girls Bands Axebacked Babes & The Like / V.A. Ace編集の米60年代ガールズ・バンド・コンピで、単独で再発CDが出てたShe以外は聞いたことのない名前がズラリの全24曲。いわゆるガレージやR&Bビート、サーフ、R&Rなんかをガーリー…

Trojan Calypso Box Set / V.A. 大量に出てるトロージャンの3枚組コンピ・シリーズの中でも異色のカリプソ編。Disc1と2は60年代から70年代かけてのUKおよびジャマイカ産カリビアンミュージックをスカやメントなども織り交ぜてごちゃ混ぜにした選曲で、陽気に…

Rain On Lens / (Smog) 01年。低音呟きヴォーカルのダウナー系オルタナSSW。ギター・リフが最高に格好良いトレイン・ソング風ブルース・ロック"Song"からポストパンク・フォーキーな"Natural Decline"に続く冒頭から、何とも独特な世界。特にベルベッツっぽ…

A Livingroom Hush / Jaga Jazzist 02年。ノルウェイの10人組ジャズ・バンド。生楽器によるジャズ・ロック/クロスオーヴァー演奏のメロウでアブストラクトなトーンをエレクトロニクス音が異化するアレンジのバランス感が絶妙。特に前半。中でも突出してカッ…

Alasnoaxis / Jim Black 00年。NYダウンタウン・フリー系ジャズドラマーのリーダー作。全体的に70年代プログレやジャズ・ロック的な色彩が強いんだけど、そこに、ジャカジャカとしたラフなギター・カッティングやシューゲイザーやソニックユース風ノイズなど…

My Way / Akufen 02年。ドイツのForce Inc.からリリースされたクリック・ハウス盤。アルバム序盤は割りとミニマルで、アヴァン・アンビエントっていう感じの展開だけど、ファンキーなリズム・トラック上でさまざまな音楽の断片がエレクトロニカな手つきでエ…

Keep It Like A Secret / Built To Spill 99年。前作「Perfect From Now On」での微熱ノイズが気持ち良い覚醒ギターロック路線を踏襲しつつ、こちらはいかにもUSパワーポップ的な甘酸っぱく丸っこいメロディーが強調されて、随分ポップになった印象。曲によ…

セレクト合戦の選曲リストです。今回は’90年前後のアイドル歌謡とハウスでバブル終焉期を個人的に追想。といってもリアルタイムで聞いてたというより、ほとんどがブックオフとかで再発見したグッドタイムミュージック（笑）ですが。なお、アマゾンにジャケが…

Es Mentira / Miranda! 02年。ファルセットの男性ヴォーカルと女性コーラスというスタイルが妙にダサ格好良いアルゼンチンのグループ。80年代MTV的な空気が懐かしく甘酸っぱい、激しくキャッチーな疾走エレポップ・ディスコ"Romix"がとにかく最高。この曲ほ…

Zoomer / Schneider TM 02年。なんと言っても冒頭の80年代風テクノポップ/エレポップ3連発。アコギとヴォーコーダー・ヴォイスの組み合わせが最高な"Reality Check"、ちょっとソウルっぽいグリッチー・エレポ・ファンク"Frogtoise"、メランコリックに高揚す…

R.Hide in Plain Site / Romanthony 00年。ニュージャージーのハウス・ファンカー。なるほどヴォーカルとか確かにプリンスっぽい。硬質なリズムトラックで疾走する"Bring U Up"、高揚感に満ちたアップリフティング・ハウス"Wreck"、クールなトラックを漂う中…