2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今日聴いたもの

Human Touch / 小原礼 90年。ヴォーカル・スタイルのせいかトーキング・ヘッズなんかのカレッジ系インテリジェント・ロックを思わせる音楽。ヒップ・ホップや民族音楽を導入するなど、細かいアレンジの仕掛けで楽しませてくれるんだけど、飛びぬけた曲はない…

今日聴いたもの

Unmetered Taxi / Sly & Robbie Taxi Productions Pressure Sounds。ちょっと前に聞いたIsland盤コンピ「Crucial Reggae」をデラックスにしたような内容(顔ぶれは重複してるけど楽曲は"Unmetered Taxi""Real Love"以外はダブリなし)。全収録曲のダブ・ヴァ…

今日聴いたもの

土曜の夜と日曜の朝 / 佐藤隆 ヨーロピアンなシンガー・ソングライターの85年作。"12番街のキャロル""桃色吐息""カルメン"は聞き覚えがある曲。"カルメン"はユーロ・エレポップだったのか。当時はこの人の曲や歌声がなんか鬱陶しくて避けていたんだけど、あ…

今日聴いたもの

ブラック・バージン / 奥田瑛二 89年。アダルトなAOR歌謡を中心にレゲエ、ロック等。特に個性的だったり味があったりという訳ではない普通にヘタな歌。女声スキャットをバックにナレーションを聞かせるボッサAORの"ブラック・バージン"はさすがに良い。 Grea…

今日聴いたもの

My Generation / 制服向上委員会 02年。トロピカルな楽曲が多いせいか彼女たちのアルバムの中でもポップな印象の1枚。でも相変わらず楽曲とチープなシンセのギャップがスゴイなあ。でもこれで本格的なオケが導入されたりしたらつまらなくなりそうな気もする…

You And Me / キリンジ 新曲。堀込泰行作品。ファンキーなソウル・ナンバー。サビのドリーミーなメロディ展開が素敵。素敵で文句のない曲だけどしかし本当はもっと彼らの曲に圧倒されたり笑わせられたりしたい。

今日聴いたもの

Hey Y'All We Are Miami...The Party Freaks / Miami その名の通りマイアミ産のヴォーカル&インストゥルメンタル・グループの74〜78年ベスト。"シャフト"と"カンフー・ファイティング"に影響された曲が妙に多い、一風変わった音楽性。"Party Freaks"(1曲で…

今日聴いたもの

Wizzz! Psychorama Francais 66-71 ファズ・ギターやオルガン、サイケなストリングスをフィーチャーしたR&Bやガレージ・テイストのスウィンギンな楽曲に特化したレイト60'sフレンチ・ポップ・コンピ。さすがにどれもカッコイイけど、どちらかというと男性ヴ…

今日読んだもの

剣鬼喇嘛仏 / 山田風太郎 読了。「春夢兵」は最近読んだ斎藤貴男の「機会不平等」をつい思い出してしまう優生思想ネタの奇想忍法小説。「甲賀南蛮寺領」は忍法モノでありながら忍法がすべて失敗するという意表をついた趣向。ラストのオチが最高。

今日読んだもの

黒のおねいさん / さそうあきら 短編集。不思議なポルノ・マンガ「酒々井米の世界」と心温まる「QPS」が強く印象に残った。最後に収録されてる初期作品2編は講談社時代を思い出させる甘酸っぱい雰囲気。

今日観たもの

すっぽん女番長 ケーブルでやっていたのを録画したもの。八並映子主演の71年作品。「すっぽん芸者」のスケ番版ではなく、どっちかというと「いそぎんちゃく」をコメディにしたような感じの話。テンポの良い演出と程よいお色気サービスのおかげでダレずに最後…

今日読んだもの

1+1は? / さそうあきら 写真をめぐる7つのドラマ。どの作品も、メチャクチャなんだけど妙に説得力のある設定と意外な展開で読ませる。そして何とも言えない余韻が残るラストが癖になってもっともっとと一気に読んでしまう。

今日聴いたもの

Cee-Lo Green... Is the Soul Machine / Cee-Lo 04年新作。過剰なアレンジとポップ・センスが同居したエンターテインメント・ヒップ・ポップで歌モノ中心。70年代ブラックムーヴィーのサントラっぽい大げさなストリングス・アレンジが好ましい。"The Art Of …

今日聴いたもの

Palais Schaumburg / Palais Schaumburg 81年1st。1曲目がいかにもなニューウェイヴ・ファンクなんで、そういうアルバムなのかと思ったら、なかなか奇怪な楽曲が集まった一筋縄ではいかない音楽性。特にチープなシンセ音とウッド・ベースの絡みが生み出す不…

今日聴いたもの

ニセモノ / 玉置浩二 00年。これ見よがしに才気走ったところや先鋭的なところのない、良質でバラエティに富んだポップス・アルバムという感じ。サウンドの質感はちょっとレニー・クラヴィッツっぽい。この人はもっと破綻したスリリングな音楽をやりそうな気…

今日聴いたもの

Glucklich III 99年。Compostのクラブ・ミュージック・コンピ第3弾。この前聴いた第4弾と同様に70年代のブラジリアン・フュージョンをストレートに再現しただけの曲も多いけど、こちらは打ち込みならではのアイデアで楽しませてくれる曲が結構あった。レア・…

今日聴いたもの

No House Big Enough / Ten City 92年3rd。マーシャル・ジェファーソンの名前がクレジットから消えて、オーソドックスなソウル・コーラスとハウス・ビートという基本路線は維持しつつも、いわゆる普通のR&Bナンバーも増えてきた。ハウス物もジャジーなピアノ…

今日読んだもの

剣鬼喇嘛仏 / 山田風太郎 「羅妖の秀康」「剣鬼喇嘛仏」を読む。「羅妖の秀康」は落語的な艶笑話。表題作の「剣鬼喇嘛仏」はストイックな剣鬼物と思いきや、途中でくの一が登場しやはり不条理な下ネタに展開する奇妙としか言いようがない短編。

今日聴いたもの

Arise In Harmony/ Third World ルーツ・レゲエ色が後退し、グッとソウル色が増大した80年5th。ニューウェイヴな鋭角的ギターやチープなキーボードがメロウなソウル・テイストと同居したクロスオーヴァーな名盤。この頃のサード・ワールドってこんなに洒落た…

今日読んだもの

説教師カニバットと百人の危ない美女 / 笙野頼子 狂暴凶悪な大島弓子というか、あらゆるしがらみを断ち切った清々しさが気持ち良い小説。以前読んだ「母の発達」より断然こっちのが良い。内容は「ブス」と「フェミニズム?」をめぐる私小説風の寓話小説とい…

今日聴いたもの

The Other Woman / Ray Parker Jr. 82年。名盤「Woman Needs Love」後の1stソロ。冒頭のR&Bっぽいロック・ナンバー2連発に意表を突かれるけど(この路線が"ゴーストバスターズ"に繋がっていったんだろうなあ)3曲目以降は以下の通りいつものレイ・パーカー。…

今日読んだもの

くっすん大黒 / 町田康 モラトリアムな独白と会話で綴られる小説は一杯あったけど、ここまで馬鹿馬鹿しいと爽快。デビュー作にして既にスタイルが完成されてる。

CD

心のユニット / 町田康 & 佐藤タイジ 02年。久しぶりに聞くとやっぱり面白い「パンク歌手」だと思うけど。小説での言葉の自由な飛躍振りを味わってしまうとこのいかにも歌詞っぽい歌詞はちょっと物足りない。 愛のリサイクル〜Sweet Soul Music / パパイヤ鈴…

今日聴いたもの

Full Force Get Busy 1 Time! / Full Force 86年2nd。クラッシュするスネアにスクラッチの多用など、時代が一巡りしてやけに先鋭的に聞こえる1枚。エレクトロ色薄れたのが寂しいけど、こちらも前作同様多彩かつ独創的なアレンジが楽しめる80年代コンテポラリ…

今日聴いたもの

Patrolman / 高橋研 89年。佐野元春や尾崎豊に似た雰囲気のストリートでイノセントなロック風ニューミュージック。川村かおりの音楽に一番雰囲気が近いかもしれない。"11月の朝、はやく"なんかはそっくり。80年代後半に続出した同系統の人々に比べるとさすが…

今日聴いたもの

Complete 日本ROCKの逆襲サウン図鑑 89年に制作されたらしい「日本ROCKの逆襲」という再発シリーズのサンプラーCD。曲目はこちら。葡萄畑、BREAD & BUTTER、SHIRO,BREAD & BUTTER、フード・ブレイン、中山ラビ、甲斐よしひろ、洪栄龍、BLUES CREATION、乱魔…

今日読んだもの

剣鬼喇嘛仏 / 山田風太郎 短編集。「伊賀の聴恋器」を読む。ユーモア小説風のバカ話が凄絶な結末を迎えるという、どっちにしても風太郎らしい短編。

今日聴いたもの

My Name Is Blue / 小島麻由美 01年4th。ようやく入手。"わいわいわい"は何度聴いても格好良いなあ。でも全体にマイナー・キーのしっとりとした曲が多いんでちょっと地味に感じるアルバム。シングル曲以外では"ブルーのテーマ"が良かった。次は「ポルターガ…

今日聴いたもの

Glucklich IV 00年。現在と過去のブラジリアン・ジャズ/フュージョンをRainer TrubyがコンパイルしたCompostコンピ。現在形のものでは70年代の音を忠実に再現したものより、打ち込みやサンプリング色が強いものの方が面白く聞ける。ただ、もともとクロスオー…

今日読んだもの

剣鬼喇嘛仏 / 山田風太郎 短編集。忍法帖は食傷気味でずっと離れてたんだけど久し振りに読むとやっぱり楽しい。今日は「女郎屋戦争」と「伊賀の散歩者」を読んだ。「女郎屋戦争」は"もしも官営の遊郭があったら・・・"というネタで一本作った感じの快作コメ…