今日聴いたもの

Palais Schaumburg / Palais Schaumburg
81年1st。1曲目がいかにもなニューウェイヴ・ファンクなんで、そういうアルバムなのかと思ったら、なかなか奇怪な楽曲が集まった一筋縄ではいかない音楽性。特にチープなシンセ音とウッド・ベースの絡みが生み出す不思議な音響は、ちょっと他では聞けない感じ。
"Gute Luft"
"Grunes Winkelkanu"(支離滅裂な展開のオルタナティヴ・ロック
"Morgen wird der Wald gefegt"
"Hat Leben noch Sinn?"(珍しくポップなメロディが聞ける)
"Madonna"
Best Tracks / Carroll Thompson
92年のARIWA盤「The Other Side Of Love」の再発。涼しいサウンドに乗ってスウィートなメロディがスムーズな声で歌われる典型的なUKラヴァーズ。ほとんどの楽曲が本人のオリジナルなんだけど、金太郎飴状態になってしまいがちなジャンルなだけに、適度に有名曲のカヴァーが混じってた方が聞きやすいかも。
"Lovers And Strangers"
"Rock Me Gently"(軽いダブ・ミックスが心地良い)
今日の我れに明日は勝つ 美空ひばり大全集24
昭和40〜42年のシングルAB面曲集。前年の"柔"を踏襲した侠モノ歌謡が中心で、さらに"悲しい酒"も発表されて古賀メロディ路線はさらに強化。新たに山本丈晴という人が作家陣に加わってるけど、この人も完全に古賀路線。自分が物心ついたときから抱いていた「美空ひばり」のイメージはこの頃に固まったものみたい。
"夾竹桃の咲く頃"(神津善行。モダンな童謡という感じ)
"いい子だから"(神津善行。ウィットに富んだラテン歌謡)
"雨にぬれても"(原信夫。ムード歌謡のはしりのような曲調)
"二人だけの渚"(原信夫。洒脱なスウィング歌謡)
"島の夕顔"(神津善行。ドラマティックな作品)
今日の我れに明日は勝つ 美空ひばり大全集25
昭和42・43年のシングルAB面曲集。"真っ赤な太陽"がヒットした時期でまた洋楽っぽい曲が増加。24集で登場した佐伯亮のセンスが面白い。古賀政男市川昭介作品もユニークなアレンジで面白く聞かせてくれる。
"やさしい愛の歌"(佐伯亮。チョコレートCM系のお洒落ラテン)
"真っ赤な太陽"(原信夫。ブルーコメッツを従えたGS歌謡クラシック)
"別れの終着駅"(古賀政男トロイカ歌謡)
"むらさきの夜明け"(原信夫。GS歌謡第2弾。こっちもカッコイイ)
"思い出と一人ぼっち"(小野透。一人デュエットなサビが楽しいオールディーズ風バラード)
"女の並木道"(市川昭介。ド演歌を佐伯亮がモダンにアレンジ)
"若い銀座"(古賀政男。とは思えないお洒落青春歌謡)
"少しの間サヨウナラ"(神津善行。"くれないホテル"っぽいジャズ歌謡)