Prince Paul Presents A Prince Among Theieves 99年。映画やTVのサントラ風の小曲や断片が散りばめられたドラマ仕立ての1枚。会話がメチャクチャ多いんで、英語が分からない身にはかなりダレる部分が多いけど、チェロやマンドリンのループなど独特なサンプ…

The Heaviest House Beat / Metal Box 91年。寺田創一。レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、キッス、ガンズン・ローゼズ、ボン・ジョヴィ、モトリー・クルーといったハードロック・クラシックをハウスでカヴァーという企画。フィーチャーされてるヴ…

Somos Todos Iguais Nesta Noite + A Noite / Ivan Lins 「今宵楽しく」（77年）と「ある夜」（79年）の2in1ＣＤ。リズムとメロディが複雑に絡み合うハイブリッドMPB。曲の表情がクルクル変わる恐ろしく密度の濃いアレンジは集中して聞くとかなりの充実感を…

扉の冬 / 吉田美奈子 73年のアルバムにライブ音源3曲を追加した03年再発盤。これは高校生くらいの頃に聞いていまいちピンと来なかったアルバムで、確か独特の甲高い歌声にちょっと馴染めなくて、これなら当時心酔していた大貫妙子を聞いてりゃいいやとか思っ…

Emergency / Pit Er Pat 04年。シカゴのバンド。温かみのあるエレピやファズがかったベース、変拍子ドラムなど所々カンタベリーを思わせるアンサンブルにポスト・ロックのフィルターを掛けたような音像はなかなか魅力的。インディっぽいヘタウマ女性ヴォーカ…

The Source / Jimmy Scott 69年。一瞬女性ヴォーカルかと思う独特な歌声をこれでもかと鳴り響かせるスロー・テンポな曲の数々。取り上げてる曲は有名なスタンダードばかりなんだけど、幻想的なオーケストレーションとあいまって何だかあっち側に連れて行かれ…

宇野誠一郎作品集 1 67年から78年の音源が全30曲。「メルモ」「一休さん」「ロッキーチャック」の曲が突出して素晴らしい。全体的にサウンド・オブ・ミュージックみたいなミュージカルや「みんなのうた」風の行儀の良い曲が多くて、上記以外は正直言って退屈…

GAHNA SOUNDZ Afro-Beat,Funk And Fusion In 70's アフロ・ファンクを中心にしたガーナの70年代音源コンピ。ホーンの入り方とかちょっとサルサっぽいところもあって、アフリカ物を聞きなれてない自分には、ラテン・ファンクと区別がつかなくなる瞬間もあるん…

Kid In A Big World / John Howard 74年のアルバムにシングル曲やデモ当をプラスしたRPM盤。エルトン・ジョン系のピアノSSWとデヴィッド・ボウイが合体したような、時代性を確かに反映してるんだけど、他には余り見かけない個性の持ち主。同時代の英国モダン…

フルーchuタルト / 小倉優子 04年。80年代アイドル歌謡っぽい陽性ポップ・チューンを新田恵利やさとう珠緒といいた人たちを思い出す舌足らずな音痴ヴォーカルで聞かせる。曲によってはこのヴォーカルが絶妙にハマっててイイ感じ。作家陣がほとんど知らない人…

The New Danger / Mos Def 04年。何曲か収録されてるハード・ロックっぽい曲を始め、全体にブルースやロックっぽい曲が目立つけど暑苦しくないのがイイなあ。一見無理やりな組み合わせを、微妙なバランスでスマートなヒップ・ホップに仕立て上げるセンス。時…

アシスタント / fOUL 03年。パラノイアックなヴォーカルで歌われるシュールな歌詞とクセのあるメロディ。中期ルースターズやあぶらだこ、P-Modelとかの80年代日本パンク/ニューウェイヴを今時のギターバンドっぽいアンサンブルで読み替えたような感じでどこ…

Soundzs From Hot Line / Lee "Scratch" Perry Black Ark音源をコンパイルしたHeartbeat盤。前半はルーツもの中心で、後半はスカやアーリー・レゲエっぽい音が並ぶ、ちょっと寄せ集めっぽいアルバム。76年から79年の録音らしい。穏やかでリラックスした曲調…

Power Of Lard / Lard 89年。ジェロ・ビアフラのユニット。ミクスチャー・ロックっぽいヒップホップとハードコアをくっつけたタイトル曲や30分超のダーク&スローなヘヴィー・ロック大作など全くバラバラな3曲入りで、ちょっと意味不明な得体の知れなさを感じ…

釜田質店 アルバムNo.3 / かまやつひろし 73年。カントリー・テイストのフォーク・ナンバーやスパイダース時代のレパートリーのリメイクなどの自作を中心に筒美京平の4曲、はやしこばの"乱れたら"など。筒美京平作品は歌手の能力を限界まで出し切ることを要…

アロー! / ワールド・スタンダード 86年。二人の女性ヴォーカルをフィーチャー。ナチュラルな囁き系とオペラ系？鈴木さえ子をちょっとオーガニックにしたような感じの曲が多くて、もちろんこういうのは大好き。ピチカート・ファイヴの「カップルズ」テイスト…

There's Nothing Wrong With Love / Built To Spill 一聴、モデスト・マウスみたい、と思ったんだけど、94年の盤ってことはこっちの方が先なのかな。UPだし。とりあえず好きなタイプのバンド・アンサンブル。しかも曲がイイ。インディ・ロックっぽい鼻歌メロ…

Stop The World -we wanna get on... / Hearts Of Stone 70年。ポップなメロディにボトムの重い硬質なリズム隊というインヴィクタス直系なノーザン・ソウルやノーマン・ホイットフィールドっぽいファンク・ソウルなど、モータウン傘下レーベルらしい内容。ス…

1996 Calm Before The Dawn / Calm 01年。90年代の初期音源集。初めて聞く人なんで最近の音源と比べてどうなのかは分からないけど、アンビエントでニューエイジなシンセ類のフレーズにゆったりとしたブレイクビーツが絡む作風は強烈なインパクトはないけど純…

Pupa / 上原多香子 03年。R&Bやハウスっぽいリズムのバック・トラックにマイ・リトル・ラヴァーみたいなメロディが乗ったようなJ-POPを中心にラテン歌謡やユーロなど。イントロや出だしのメロディでオッと思うんだけど、サビになった途端にコンビニとかで散…