今日聴いたもの

The Source / Jimmy Scott
69年。一瞬女性ヴォーカルかと思う独特な歌声をこれでもかと鳴り響かせるスロー・テンポな曲の数々。取り上げてる曲は有名なスタンダードばかりなんだけど、幻想的なオーケストレーションとあいまって何だかあっち側に連れて行かれそうな彼岸ジャズ・ヴォーカル。ある意味プレAOR的なソフィスティケテッド・ブルース"Sometimes I Feel Like A Motherless Child"が最高。
Uptown Conversation / Ron Carter
69年。ヒューバート・ロウズ、ハービー・コンコック、ビリー・コブハム、グラディ・テイトといったメンツを従えて、ベースで歌いまくる。メチャクチャ気持ち良いイージー・リスニングジャズ・ファンクのタイトル曲以外は基本的にアブストラクト〜フリー系やミステリアスな4ビート物が並ぶアーティスティックな1枚。
Tribute To あずまんが大王 / 栗コーダーポップスオーケストラ、Oranges & Lemmons
02年。上野洋子&伊藤真澄のデュオをフィーチャーしたヴォーカル・アルバム。牧歌的な歌声やリコーダーやピアニカの響きに油断してると、ケイト・ブッシュスラップ・ハッピーかという感じのやたらとマニアックな展開を見せる曲が次々に。
"空耳ケーキ"(フェアリー・アヴァン・ポップ)
"どういうことかな(氷の十字路)"(フリージャズっぽい一番トンガった曲)
"Weepin' Rain"(切ないメロディ)