2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
Nectar / bice 01年。英米ギターポップやスウェディッシュ・ポップ風のアレンジに巻き舌気味のウィスパリング・ヴォイス、という一見よくあるタイプに見えて、イイ意味であざとい技巧的な曲作りのセンスが印象的なフィメールSSW。どの曲もグッとくる瞬間があ…
Mos Def & Talib Kweli Are Black Star / Black Star Hi-Tekらが手がけるトラック上で、Talib Kweliの甲高い声とクールなMos Defがテンポ良く掛け合う、98年のRAWKUSクラシック。モロにダンスホールな"Definition"はともかく、全体にダビーな引きずるような…
Sunny - A Collection Of Various Interpretations Of / V.A. "Sunny"の有名アーティストによるカヴァーを集めた独ルーフ・ミュージック編集コンピ。飛び道具的なびっくりアレンジはほとんどないものの、男女ヴォーカルとインスト物をシャッフルして飽きない…
Mouth in the Clouds / The Group Image 68年。NYのコミューン・バンドによる、アシッド・ムードが充満したヒッピー・サイケ盤。男女ツインヴォーカル・スタイル。ベルベッツが凶暴になったような疾走轟音サイケ"Hiya"は別格として、ジャジーなスウィング・…
Raga Rock / The Folkswingers 68年。ジャラーンとシタールが鳴った後、おもむろに始まるやけに軽快な"黒くぬれ"。ファズ・ギターが主旋律を奏でて、シタールが執拗にそれに絡むというスタイルで、"霧の四次元"や"ノルウェイの森"といったシタール物をはじめ…
Look Inside the Asylum Choir / The Asylum Choir 2ndの再発CDで半分だけ聞けた68年1stのRev-Ola再発盤。時代柄を思い切り反映したサージェント・ペパー〜マジカル・ミステリー・ツアー系のカラフルなサイケ・ポップ感覚と、2ndで全面的に展開されるブルー…
ディス・イズ・タイム5 / タイム5 71年の1st。洋楽ポピュラー・ヒットの数々をソフトなラテン/ボサ・スタイルでカヴァーしたイージーリスニング・コーラス・アルバム。冒頭、A&Mなホーンやワルター・ワンダレイ風の清涼オルガンをフィーチャーした"ディ・…
Livin' Fear Of James Last 〜A Nurse With Wound Variety Pack / Nurse With Wound Sancyuary編集の2枚組ベスト盤。しかし、こういうのまで再発シーンの射程内にあるとは。ドローンな通低音と残響系ノイズが織り成す音響空間に、多彩な電子音や現実音、さら…
Special Remix / Salih Yaacob 94年。全然知らない人だけど、マレーシアのバングラ・ビート系の人みたい。インドのボリウッド物を思い出すエキゾティックなバングラ歌謡をダンス・リミックス。ド派手なレイヴ・サウンドに乗ってイイ湯加減の歌を聞かせる"Pre…
Rio Baile Funk - Favela Booty Beats / V.A. 04年。Essay Recordingsっていうところから出てるバイレ・ファンキのノンストップ・ミックス・コンピ。チープなマシン・ビートに腹に来る重低音、80年代ヒップホップを思わせる垢抜けないラップ、意味不明な上モ…
Amassed / Spring Heel Jack 02年。Thirsty Earのジャズ・ミュージシャンとDJの対決シリーズ。以前聞いたDJ SpookyとNY系ジャズ・ミュージシャンとの対決盤のようにブレイクビーツやエディット/コラージュ的な雰囲気は皆無で、こちらはどちらかというとフリ…
Phantom Power / Super Furry Animals 03年。いきなりのウェンディ&ボニー使いにビックリ。基本的には60年代サイケ・ポップやフォーク・ロック的な意匠をまとった懐古趣味なギター・ロックという感じなんだけど、やたらと過剰なアレンジの一筋縄ではいかな…
The Man Who Does Not Nod / Tipographica 95年のライブ音源集。レコメンやニッティング・ファクトリー系を思わせるチェンバーなアヴァン・ロックとハードロック的なパワー・フュージョンを細切れにミックスしたような楽曲が次々に。ブックレットには「あく…
ろっこうおろし / ジプシーブラッド 72年。ゆったりした空気と土の匂いが漂う和製アメリカン・ロック盤。お疲れムードのアーシー・フォークロック"風"、グルーヴィーなファンキー・ビートにモラトリアムなセリフが乗る"9月の恋"、タメの効いたリズム・アレン…
ナイトクラブの片隅で / 平岡精二とブルーシャンデリア 70年。ヴァイブ奏者で作編曲家のヴォーカル・アルバムで、肩の力の抜けた中性的なハイトーン・ヴォイスで囁くように唄うラウンジーなムード歌謡集。全編で聞こえる流麗なヴァイブと柔らかなアコギのカ…
赤い鳥逃げた? オリジナル・サウンドトラック 73年。樋口康雄が手がけたの藤田敏八監督の青春映画サントラ盤。メロウなクロスオーヴァー・ファンクにホーンや弦楽器のフレーズがまるでサンプリングみたいに唐突に絡むメインタイトルがいきなり最高。全体にク…
ソフトロック・ヒッピーズ / V.A. 60年代後半から70年代にかけての和モノ・コンピで、"ジャパニーズ・グルーヴ&ボサ・クラシックス"という副題通りの内容。初聴きでは、なんといっても最初と最後に収録されてるフェニックスの2曲、爆音SE入りのホットロッド…
Sound Of Sunforest / Sunforest 69年。清涼女性ヴォーカル二人とクセのある男性ヴォーカルの3人組による、フラワーでクラシカルなハーモニー・サイケ・ポップ。UK物。ユルいヒッピー・ムードが全体を覆いつつも妙にイイ曲が多くて、凝った構成とか、ときど…