今日聴いたもの

ソフトロック・ヒッピーズ / V.A.
60年代後半から70年代にかけての和モノ・コンピで、"ジャパニーズ・グルーヴ&ボサ・クラシックス"という副題通りの内容。初聴きでは、なんといっても最初と最後に収録されてるフェニックスの2曲、爆音SE入りのホットロッドなブルースロック"孤独の疾走"とヨーロピアン・ムードの男女スキャットにファズ・ギターが絡む"逝者への祈り"、どちらも怪しくて格好イイ出色のインストナンバー。他にR&B系ではノベルティな歌詞と疾走ガレージ・サウンドとのギャップが最高な活劇ビート歌謡"地獄へのパスポート / キャノンボール"、お茶の間系グルーヴなガールグループ物"ラブチャンス / ピオニーズ"、そしてバロック・ゴスペル歌謡という趣の"少年〜鶴吉のバラード / もんたよしのり"、ボサ系ではスウィートなソフトロック歌謡"走れニコ /鹿島とも子"とメロウなクロスオーヴァー・インスト"恋する男たちのボサ・ノバ / 葡萄畑"、そして異色のアシッドフォーク"誰だった?(シングルヴァージョン)/ ミッキーカーティスと仲間たち"といったところが個人的に収穫。1曲目からアイ・アバンティ〜エトセトラ〜中山千夏と続く序盤の流れはかなり強力。