今日聴いたもの

Sound Of Sunforest / Sunforest
69年。清涼女性ヴォーカル二人とクセのある男性ヴォーカルの3人組による、フラワーでクラシカルなハーモニー・サイケ・ポップ。UK物。ユルいヒッピー・ムードが全体を覆いつつも妙にイイ曲が多くて、凝った構成とか、ときどき演劇的なところなど、モダンポップのさきがけという感じも。ソフトロック的な"Where Are You"、プチ・プログレ風"And I Was Blue"、室内楽GSという趣の"Old Cluck"、ブラスロック的なホーンをフィーチャーした"Magician In The Mountain"など、ビートの効いたフォークロック調の曲でのうねるベースが気持ちイイ。爽快なフォーキー・ポップ"Lovely Day"、SE入りの陽性ジャグ・ナンバー"Lighthouse Keeper"もお気に入り。Hugo-Montesというレーベルからの盤起こしっぽい再発盤。
Fly Away / Agincourt
70年。こちらは男二人女一人の3人組のマイナー英国グループ。グルーミーな神秘ハーモニー・フォーク"When I Awoke"やヒップなフォーキー・モッド・インスト"Dawn"、マージー・ビートっぽい"Going Home"に"Mirabella"といったフォークロックなアプローチを中心にした音楽性。どの曲もソフトロック的な洗練されたメロディーが魅力で、ジェントルな男性ヴォーカルもイイけどキュートな女性ヴォーカルにとりあえずヤラれる。ピースフルなアルペジオ・フォーク"Though I May Be Dreaming"、凝った構成の"All My Life"、イントロのピアノのフレーズでグッとくるSSW風"Take Me There"もかなりイイ曲。ACME再発。