Folk Is Not A Four Letter Word Delay 68から。レアグルーヴ的な観点で70年代初頭の米英欧フォークを集めたコンピで、一応リズムが打ってる曲が集められてはいるんだけどフォーキーというより本当にフォーク。その着眼点の面白さだけじゃなくて、ひたすらイ…

Sergio Mendes + Magic Lady / Sergio Mendes 70年代のソロ名義のアルバムの2in1再発盤。メロウなクロスオーヴァー・スタイルでソウル系の曲を中心にカヴァーした75年の「Sergio Mendes」では、ツイン女性ヴォーカルによるソフトなハーモニーが素敵なボサAOR…

8 For The 80's / Webster Lewis 「グローリアス・ソウル・ジェムズ」という紙ジャケシリーズでの再発された79年盤。Expansionのコンピなんかで聞いて前から気になっていた人。女声コーラス入りの上昇気流系イージーリスニング・ディスコ"You Deserve To Dan…

パンダと音楽 / パンダとササノハ 新譜。ラウンジーでテクノポップなブレイクビーツ・ミュージック。小西康陽や野宮真貴といった人たちがコメントを寄せていたりするけど、冒頭の"ジュンコのお願い"をはじめ、お洒落なのか何なのかよく分からない独特のバカ…

Man-Made / Teenage Fanclub 新譜。TVで聞いた"Fallen Leaves"に惚れて購入。甘いヴォーカルで歌われる激キャッチーなメロディとバースト・ギターという、60年代ハーモニー・ポップと90年代ギターロックのイイところが合体したような、ガッツがありつつ甘酸…

セレクト合戦の選曲リストです。レンタル落ちのCDシングル・ハントが個人的にメチャクチャ熱かった、97年から98年にかけてのJ-POPから選曲しました。中途半端に古い音源ばかりなので、人によってはかなり聞きづらい内容だったかもしれません。おそらく20代の…

October Country / October Country 68年。バロックやソフトサイケ、時にガレージな男女混声バブルガムポップ・アルバム。疾走感のある"October Country"、"Cowboys And Indians"、結構凝ったアレンジで美メロを聞かせる"Little Boy Smiling"や"She's Been A…

キング・アイドル・ヒストリー キング音源の70〜80年代アイドル歌謡コンピ。マイナーなメロディの歌謡曲は少なくて洋楽色の強いポップな内容。オールディーズ路線では葵まさひこ作品"恋はかけひき / 児島美ゆき"と不安定なヴォーカルがユニークな味わいを醸…

ゴールデン・ベスト / 北原ミレイ 東芝音源ベスト。この人の歌をちゃんと聞くのは多分初めて。凄くイイ声だと思うんだけど、やけにドラマティックに盛り上がる熱唱曲が多くて、せっかくのダウナーな個性が損なわれてる気がして、有名な"ざんげの値打ちもない…

Reflection / Steamhammer 69年アルバムのRepertoire再発。英国ブルース・ロックではGroundhogsと並んで大好きなグループ。このデビュー・アルバムは初めて聞いたけど、後の音楽性に通じる、ダウナーなんだけど妙に心に残る歌心とビザールなセンスが同居した…

Unlimited (1979−1983) / Maximum Joy ポップ・グループの後身バンドの編集盤。何故かClippled Dick Hot Waxというラウンジ物の印象が強いレーベルから。フリーキーなギターやヒステリックなサックスにトランペット、ダビーなエフェクト、さらにヘタウマな女…

悪戯 / 関口誠人 91年。映画主題歌の"天河伝説殺人事件"をはじめ、佐藤隆や135といった人たちを思い出すオリエンタルなメロディの曲が多い。気に入ったのは、でも、その路線ではなくツギハギ展開のメロディが素敵なシティ派ニューミュージック調の"惑星"。 D…

U.S.E / United State Of Electronica 04年。ダフトパンクっぽい80'sエレポップ風ダンス・トラックに乗って、ヴォコーダーと女性ヴォーカルが歌うフックの効いたキャッチーなメロディー。"It Is On !"、"Emerald City"、"Climb The Walls"、"Open Your Eyes"…

Castle In The Air / Felix Cavaliere 79年。ソニーのAOR有名盤の紙ジャケ再発シリーズの1枚。快適ブルーアイド・ソウル"Good Have Love Back"やメロウなディスコ・ロック"Dancin' The Night Away"など期待通りのソウル系ナンバーと、産業テイストのパワーポ…

Juliano Creator Presents... Funk Mode ムーグにシタール、チェンバロ、ファズ・ギターや琴までが入り乱れる、怪しさ満点のヨーロピアン・ファンク・コンピ。日本語らしきフラワー・コーラスにカラテな掛け声が絡む、無国籍の極みな"Yama Yama / Yamasuki"…

Indebted To You / Chain Reaction 77年。レアなスウィート・ソウル盤の再発盤。ミディアム〜スロー・テンポのメロウなハーモニー・ソウルを中心に、時にニュー・ソウルっぽいミスティックなファンク・センスを感じさせる音楽性。何といってもラモン・ドジャ…

どさくさ文明 すたこら文化 / 寿隊 04年。制服向上委員会メンバーのユニットの4th。ロックン・ロールにマージービート、GS、70'sストーンズ風、2トーンなどロッキンなビート・アイドル歌謡がいろいろ。相変わらず訳の分からないナンセンスな歌詞とフックの効…

ゴールデン・ベスト / 泉アキ 帯の「一人GSの代名詞」というフレーズに偽りナシの、全編グルーヴィーでガレージなビート歌謡が大半を占めるベスト盤。これまで各種コンピで耳にした"恋はハートで"や"夕焼けのあいつ"といった楽曲以外にもイカシた曲が満載で…

King Jammy's Presents Sleng-Teng Extravaganza チープなシンセ・サウンドのヘナチョコ感が愛らしい、コンピュータライズド・レゲエの代表的なリディム"Sleng-Ten"使用曲を集めたワン・ウェイ・アルバム。1曲目の"Under Me Sleng Teng / Wayne Smith"が多分…

ダイヤモンド・ビート - ミッド60'sエレキ・バンド・コレクション テイチク編 64〜68年音源で構成された和製ギター・インスト・コンピ。ブルージーンズやオールスターワゴン、ザ・ヴァン・ドッグス、フィンガーズといったメンツによる、ギラギラ照りつける太…

Anniemal / Annie 04年。ノルウェーの女性シンガー。80年代エレポップやニューウェイヴ・ファンク的なサウンドに乗って、ウィスパー気味の甘いヴォーカルで甘いメロディを歌う、80年代フレンチなフレイヴァーに満ちたガーリー・ポップ。ロイクソップやリチャ…

Land Of Make Believe / Chuck Mangione フュージョン系フリューゲルホーン奏者の73年アルバム。自身のカルテットとフィルハーモニック・オーケストラがジョイントした編成で、パワフルなブラス・ジャズ・ロックやブラジリアン・ファンクとミュージカルが同…

Resurrection / The Aerovons どう聞いてもビートリッシュな英国サイケ・ポップっていう感じなんだけどアメリカのバンド。未発表アルバムに69年のシングル曲を追加したRPMの発掘再発盤。ピアノ・メインの"World Of You"や"She's Not Dead"、フォークロック調…

サファイアブルー / 井上大輔 89年。ハードなエレクトロ・ビート上で哀愁サックスがむせび泣くAOR歌謡"Coast Dreamin'"でいきなりノックアウト。ドゥワップな"Sparklin' Girl"、シャッフル・ビートの60'sソフト・ポップ風"Swing Rain"やノスタルジックな4ビ…

The Blues Is Now / Jimmy Witherspoon with Jack McDuff ブルース・ヴォーカリスト、ジミー・ウィザースプーンがオルガン奏者のジャック・マクダフと組んだ67年ヴァーヴ盤。ジャズ・ヴォーカルとブルースが混ざった、独特のソフトでブルージーな1枚。オルガ…

Apple O' / Deerhoof 03年。以前聞いた「緑のコスモ」は1曲目がメチャクチャ格好良かったものの、アルバム全体としては今ひとつ掴み所のない印象だったんだけど、どうやらジャンクなアヴァン・ロック・バンドに乙女チックなヘタウマ・ヴォーカルが加わって、…

サンフランシスコの奇跡 / ジュン上久保 72年の和製ヘヴィ・サイケ盤の再発。全編にフィーチャーされてるノイジーなギターもさることながら、ひたすらうねりまくるベースがカッコイイ。ニューロックなサウンドと歌謡曲寄りのメロディとの微妙なミスマッチ感…

True Love Stories...Plus / Jilted John 78年のアルバムに79年のシングルを追加したCastle再発盤。パンク/NWな時代柄を感じるポップなギター・ロック。肩の力の抜けたとぼけたヴォーカルが醸し出すほのぼのムードがなんか憎めない感じで、単調になりがちな…

Chaz / Chaz 83年のレアなソウルの再発盤。シンセとマシーン・ビートによるエレクトロ・サウンドは80年代っぽいけど楽曲自体は70年代のソウルやファンクを継承してる（引きずってる）感じ。スウィート・ソウル系の"Tell Me Your Name"や"Tell Mommy"で聞ける…

in Wonderland / The Mutual Understanding 69年のレアなカナディアン・ソフト・ロック盤の再発。端正で器楽的なコーラス・ハーモニーと、対照的にちょっとダイナミックなドラムやうねるベースが気持ちイイ。全体的にフリーデザインっぽいんだけど、もうちょ…