今日聴いたもの

キング・アイドル・ヒストリー
キング音源の70〜80年代アイドル歌謡コンピ。マイナーなメロディの歌謡曲は少なくて洋楽色の強いポップな内容。オールディーズ路線では葵まさひこ作品"恋はかけひき / 児島美ゆき"と不安定なヴォーカルがユニークな味わいを醸ししだしてる小泉まさみ作"パジャマSong / 手塚さとみ"、ディスコ/ソウル路線では宇崎竜童作のスペーシーなアダルト歌謡"スパイラル・ワールド / 榊みちこ"、パンチのある歌声が格好良いあばずれソウル歌謡"ダイナマイト / 岩城徳栄"(小田裕一郎)、ニューヨークのノスタルジック・ディスコ風な"砂に消えた涙 / 杉沢順"あたりが初聴きモノで気に入った曲。三原順子イカしたロックンロール歌謡"だって・フォーリンラブ・突然"(横浜銀蠅)も再発見。
女性ヴォーカル・ベスト・コレクション
上記と同じシリーズのニューミュージック編。クロスオーヴァー系とイルカ〜岡村孝子ラインの楽曲が中心という印象。レコード屋の投売りワゴンでよく見かけるけど聞いたことがない、という名前がいっぱい並んでて有難い。麻倉未稀の"ミスティ・トワイライト"が大野雄二らしいルパン系ボッサ・ニューミュジックで最高。他に良かったのは"オリビア聞きながら"風の中崎英也作品"5分だけのわがまま / 富沢聖子"(サビのメロディにグッとくる)、深町純作編曲の”風は東から / 古谷野とも子”(シンセを大フィーチャーしたエキゾティック・ポップ)、ある意味ジャパニーズ・トラッド・フォークな"比叡おろし / 小林啓子"、"まちぶせ"みたいなメロディのボッサ・ニューミュージック"今夜だけ恋人 / 渋谷祐子"とか。筒美京平の爽快なアイドル風ディスコ歌謡"風のノーリプライ / 鮎川麻弥"も収録。
CTIラシックス フィーチャリング キャプテン・ファンク
イージーリスニング寄りクロスオーヴァーというイメージのCTIにしては意外にファンク色の強いダンサブルな楽曲を集めたキャプテン・ファンク選曲のコンピ。とはいえ持ってるアルバムからの曲が結構多くて、上記のイメージは、これまでCTIのアルバムをついBGM的に聞いてしまっていた自分の思い込みだったのかなという気も。初聴モノの中では弾むリズムにキャッチーなメロディーが乗るフィメール・ソウル"Jump For Joy / Patti Austin"とダンスクラシックっぽいディスコ・フュージョン"Road Warriors / Les MaCann"が良かった。以上3枚、今年の廃盤フェアで買ったCD。