今日聴いたもの

October Country / October Country
68年。バロックやソフトサイケ、時にガレージな男女混声バブルガムポップ・アルバム。疾走感のある"October Country"、"Cowboys And Indians"、結構凝ったアレンジで美メロを聞かせる"Little Boy Smiling"や"She's Been Away"などなかなかイイ曲揃い。West Coast Pop Art Experimental Bandのマイケル・ロイドが作編曲演奏を一人で手がけたんだそう。アルバムにシングルMONOヴァージョンを追加したRev-Ola再発盤。
あぶらだこ / あぶらだこ
徳間ジャパンの「木」のアルバム以前の初期音源コンピ。奇声じみた異様なヴォーカル・スタイルはすでに独特な個性を感じるけど、最初のソノシートの曲やコンピ収録曲なんかはやはりまだストレートにパンクな演奏で、東京ニューウェイヴに通じる空気感。9曲目の"White Wolf"あたりから、パンクを逸脱した異形な楽曲が増えてくて、ノーウェイヴなスライド・ギターが格好良い"煉瓦造りの丘"、モンドなヴォイス・パフォーマンス"童愚"、不思議パンクとしか言いようがない"鏡の風景"と続く流れがイイ感じ。10代の頃にリアルタイムで聞いてたら絶対ハマッてたと思うけど、でもやっぱり以後のアルバムの音のほうが好きかな。
Zazen Boys / Zazen Boys
04年。レゲエ/ダブの影響がそこかしこに散りばめられたポストパンク調ロック。ヒリヒリしたストイックなアンサンブルが心地イイ。アヴァン・ロックっぽい演奏にファルセット・ヴォーカルによるメロウなソウルメロディーが乗る"Fender Telecaster"がかなりユニークで、似たタイプの"KIMOCHI"ともども最高。変則リズムのソリッドなギターリフ格好良い"USODARAKE"も好き。