「紅白歌合戦」選曲リスト
セレクト合戦の選曲リストです。
レンタル落ちのCDシングル・ハントが個人的にメチャクチャ熱かった、97年から98年にかけてのJ-POPから選曲しました。中途半端に古い音源ばかりなので、人によってはかなり聞きづらい内容だったかもしれません。おそらく20代のセレクターの皆さんにとっては10代の頃に聞いたナツメロですよね。
まあ、とりあえず、久しぶりに短冊形シングルをいっぱい聞いて懐かしかったです。今のプレイヤーはCDシングル用アダプターがなくても聞けるので便利ですね。
1) 恋の呪文はヤムヤムヤム / 櫻田宗久('97)
前半はレトロな雰囲気の楽曲を並べてみました。筒美京平作のこの曲は、ジャニーズ系の70年代男性アイドル歌謡を思わせる能天気な曲。今聞くと二重に懐かしいですね。
2) 恋はC’est si bon / 佐々木ゆう子('97)
スウィンギン・ロンドンなアレンジが気に入ってます。この人は他にも”Mr.Policeman”や”元気ですか”など、木根尚登と組む前のシングルやアルバムはどれも素晴らしかったのを覚えています。関淳二郎。
3) ドッキンNightにラララDance / SPACE ALL STARS('97)
「むじんくん」のCMキャラクターだった宇宙人三人組が歌うランド・オブ・1000ダンスなR&B歌謡。新田一郎と羽田一郎がクレジットされてますが、どちらかがCMのあのフレーズの作曲者なんだろうと思います。
4) ふたりの浜辺で / フリップ フラップ('98)
CDシングルに本気で狂い始めたのは、この双子姉妹の”たんぽぽ”を聞いたのがきっかけで、以後、取り憑かれたように女の子がジャケに写ってるCDシングルを片っ端から拾っていました。この曲は70年代のフォーク系アイドル歌謡風で、風を切るようなベースの疾走感が好きです。橿原伸彦。
5) 硝子の少年 / Kinki Kids('97)
古めかしい歌謡メロディーとハウシーなバック・トラックの組み合わせが新鮮で、当時のヒット曲ではかなり印象的でした。最近の”青春アミーゴ”とかにもつながっていく世界観ですね。山下達郎。
6) 笑顔 / 菊池麻衣子('98)
主人公がOLっぽいのが新鮮な清純アイドル歌謡。大胆なリズム・チェンジがあったりさりげなくドラムンだったりする十川知司のアレンジが面白いです。筒美京平。
7) セックス / かかし('97)
へなちょこヒップホップなコミックソング。ブラインドで聞くよりこのヒドいタイトルをインプットしてから聞いた方がより楽しめたかもしれません。
8) じゃがバタコーンさん / ManaKana('98)
「ちびまる子ちゃん」エンディングテーマ曲。ですがテレビで流れてるのは聞いたことがありません。小山田圭吾作品で、まさに「69/96」のような音。
9) シャナナナナ / Dick Lee('96)
子供コーラスを従えて、童謡を歌いこんだ明朗ダンス・ポップス。「ポンキッキーズ」のオープニング曲だったみたいです。
10) Shoobie Doobie Doing ! / 鈴木蘭々('97)
ビッグバンド・テイストの独特なダンス・ポップを量産して絶好調だった頃の小森田実作品。軽やかでキレのある歌声が素晴らしいです。
11) FIRE ! FIRE ! / Folder('98)
こちらも小森田実。当時のヒット曲では”パラシューター”がダントツに好きでしたが、今回はこちらを選曲。ヘタに捻らずに素直に前の曲と同傾向の曲で続けました。
UAやSugar Soulといった宇多田ヒカル以前の和製R&Bブーム時に引っ張りだこだった朝本浩文作品。今聞くと、コーラス・ワークがちょっと古いかなという気もしますが高揚感に満ちたサビのメロディの魅力にはやはり逆らえません。