2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今日読んだもの

渋谷色浅川 / 笙野頼子 01年。「てんたまおや知らズどっぺるげんげる」は途中で投げ出してしまったけど、この本は読みやすい。無限にエスカレートしていく妄想が抑え気味でほとんどエッセイみたいに安心して笑って楽しめる。「英語」を習得しようとしかけて…

今日読んだもの

800 / 川島誠 ブックオフでまとめて購入。これは爽快でほんの少しほろ苦い青春小説。レース・シーンの臨場感が凄い。会話のテンポも気持ち良い。 もういちど走り出そう / 川島誠 同じく陸上競技ものなんだけど、30代半ばの男が主人公のこっちはかなり重い。…

今日聴いたもの

Chico Buarque 89年。ジャケを見るとベスト盤みたいだけど、たぶんオリジナル・アルバム。AORテイストのアーバンMPB盤。地味だけどジワジワと沁みてくる曲が多い。特に冒頭3曲の流れがイイ。"Morros Dois Irmaos""Trapacas""Na Ilha De Lia,No Barco De Rosa…

今日聴いたもの

To Each... / A Certain Ratio 81年1st。Soul Jazz傘下のUniverasal Sound再発盤。ドラムとベースのギクシャクしたファンキー・リズムにネオサイケなノイジー・ギターが被さるポストパンク・ファンク。やはりトランペットの音色が特徴的。どちらかというとヴ…

今日聴いたもの

Introducing... / David Peaston 89年。ニュージャック・スウィングとスロー〜バラードで構成された当時の典型的なブラコン作。ジャジーなオルガンが格好良いNJSモノ"Two Wrongs(Don't Make It Right)"がイイ。 Nail The Pocket / 高中正義 90年。基本はブ…

今日聴いたもの

Black...With Sugar / Kofi 90年。ARIWAラヴァーズ盤。いかにもなラヴァーズが並ぶ金太郎飴状態ではなく、アレンジに変化があって(シンセのキュートな音色が最高)、楽曲もスウィート・ソウル丸写しじゃないオリジナリティのあるイイ曲揃い。ハイトーンでち…

今日聴いたもの

筒美京平を歌う アンド・モア / 優雅 筒美京平がガッチリとサポートした中華系アイドル歌手の74年音源コンピ。アーリー70'sなディスコ歌謡を中心にいろんなタイプの楽曲を投入した前半のオリジナル楽曲群はどれもハイ・クオリティ。なんとなく南沙織と岩崎宏…

今日聴いたもの

リヴィング・ハーモニー 〜チャーム&ジェントル 60年代後半のキング・レコード音源からフレンチ・テイストの楽曲を選りすぐった和製イージー・リスニング・コンピ。エレガントさと昭和のお茶の間感が同居した好選曲で、なかでも「Latin Barock Collection」…

今日聴いたもの

S・O・S / The S・O・S Band 80年1st。ディスコなファンク・サウンドに軽目の女性ヴォーカルが乗るタイプの楽曲とメロウなスロー〜ミディアム。ディスコ寄りの曲も気持ち良いけど、スローやミディアム系にキラリと光るセンスを感じる。"What's Wrong With Ou…

今日聴いたもの

Funk Spectrum 2 幅広い年代のレアなファンクがズラリと並ぶ、BBEのスペクトラム・シリーズのファンク編。選曲はケニー・ドープとケブ・ラージ。あくまで正統派なファンク・ナンバーが中心のケニー・ドープ編よりも、時折B級ならではの怪しい曲も紛れ込んで…

今日聴いたもの

12inch 87 Anthology 4ADのシングル・コンピ。発売当時レンタルしてカセットにダビングしたんだけど、ほとんど聴いてなかったんで、記憶にあるのはM/A/R/R/Sの"Pump Up The Volume"くらい。そうなった最大の理由は冒頭に収録されてるスローイング・ミュージ…

今日聴いたもの

Fun Fun Fun / 空手サイコ 01年。一貫して躁状態な過剰アレンジが楽しいブレイクビーツ・ミュージック。なんとなく80年代テクノポップ(というか初期YMO)を思わせる曲が多い。"The Booty"(ブロークン・ビーツなエレクトリカル・パレード)"カシオブギー fe…

今日聴いたもの

To The Batmobile Let's Go / The Todd Terry Project 可愛い嬌声が印象的な代表曲"Bango(To The Batmobile)"をはじめ、Sleeping Bag音源を集めた88年アルバムに別バージョンをボーナスで加えたSequel編集盤。ハウスとヒップホップの間の子みたいな(エレ…

今日聴いたもの

STEPS / 国分友里恵 87年。かなり本気なブラック・コンテンポラリー・ファンクにパワフルなヴォーカルで渡り合う"I Got You Inside Out"、一転してソフトな歌唱で漂うミディアム・グルーウ"I Wanna Be With You"、派手に動くメロディが好みなロック歌謡"Cosm…

今日観たもの

スター80 ボブ・フォッシーの83年作品。業界のコネ作りの踏み台として女を利用とするけど、ただ女だけが成功の階段を昇り男は結局捨てられてしまうという情けない展開に泣ける。何者かになりたくてジタバタすればするほど空回りしてしまう焦燥感が伝わってき…

今日聴いたもの

Bowled Over / John McLean 89年。ARIWAの男性ラヴァーズ盤。ジャケのゴツイ顔つきからは想像できない甘い歌声でスウィート・ソウルっぽいメロディをスムーズに歌う。一部ルーツ路線の楽曲を除きひたすら心地よいサウンドで固められてて、つい聞流してしまう…

今日聴いたもの

Hotmosphere / Dom Um Romao 76年。という時代にしてはフュージョン色が薄い、アコースティック楽器主体のパーカッシヴなアレンジにスキャットや管楽器ソロが絡むジャズ・サンバ盤。ライブ感満点のっぽい感じの勢いある演奏が聴ける。"Escravos De Jo"(トラ…

今日聴いたもの

Shake You Down / Gregory Abbott 86年。70年代ソウルがAORやエレクトロを通過して辿り着いた、ちょっと産業ロックっぽいブラック・コンテンポラリー。昔はこういう音はどこをどう聴いて良いのかさっぱり分からなかったけど、今聴くと80年代的な美メロが散り…

今日読んだもの

キマイラの新しい城 / 殊能将之 名探偵石動シリーズの新作。やはりこのシリーズは探偵役とワトソン役の独特の関係性が魅力的で楽しい。今回は中世ヨーロッパ世界が舞台になってて、これまでに比べて個人的にはあまり興味が持ちにくい題材だったんだけどキャ…

今日聴いたもの

Groove Machine / The J.B.'s 79年。ガラージ・テイストすら感じる軽めのディスコ・ファンクなんだけど1曲目"Rock Groove Machine"のホーンのフレージングなんかはやはりどこかJ.B.っぽい。ガツンと来る曲はないけど、シンセがウニョウニョしてる"Rock Disco…

今日聴いたもの

レモンエンジェル・ベスト 88〜90年の間に発売された5枚のシングル曲にアルバム曲をプラスした編集盤。昔聴いたときは"東京ローズ'88"以外は余り印象に残らなかったけど、今聴くとむしろ"ハンサム・ガール"や"夏のMAJO"みたいなダンサブルな曲により惹かれる…

今日聴いたもの

Marcus Gravey + Gravey's Ghost / Burning Spear 75/76年。ルーツ・レゲエ有名盤とそのダブ盤のカップリングCD。この前聴いた「Social Living」と基本的には同路線なんだけど、微妙にあっちの方が自分好みだったかも。ありがちなメロディの曲か、トーキング…

今日聴いたもの

ゴールデン・ベスト 黛ジュン 2 71年から83年までのシングル曲とアルバム曲からのセレクト+60年代の渡辺順子名義の楽曲で構成された2枚組。Disc1では70年代の三木たかしのイイ仕事振りが際立ってる感じ。80年代の楽曲は山口百恵がエキゾティックに走ったよ…

今日聴いたもの

Aereo-Plain / John Hartford 71年。ドラムレスのバンド編成で洒脱なC&W、ブルーグラスを聞かせるアルバムで、曲によっては同時代のSSWっぽい。この前聴いた「ひとり」アルバムも悪くなかったけど、陽気な曲から哀愁ナンバーまで、イイ曲とイイ演奏が次々に…

今日聴いたもの

Lady Miss Warp / 野宮真貴 02年。これは予想外に良かった。野宮真貴のヴォーカルがメチャクチャ新鮮に聞こえる。末期ピチカート・ファイヴのマンネリ感は決してヴォーカルのせいではなかったと思い知らされる(特に野本かりあのアルバムと聞き比べてみると…

今日聴いたもの

Soul Survivors / Soul Survivors 74年。アーリーAORテイストのブルー・アイド・ソウル盤。隠し味のラテン・ビートが利いたイイ曲揃い。TSOPレーベルだけど、フィリー・ソウルっぽさはあまり感じないなあ。アップテンポの曲で聞けるホーンや男臭いコーラスは…

今日読んだもの

タイムリープ あしたはきのう / 高畑京一郎 今関あきよしの映画が凄く面白かったのを覚えているけど、原作がこれだけ良く出来た物語だったら、映画も面白くなって当然という感じの傑作青春SF小説。時間テーマのSFとしてすごく緻密に出来てる。最近のライトノ…

今日聴いたもの

Happy People + U Save Me / R.Kelly 70年代マーヴィン+スティーヴィーな「Happy People」とゴスペル・タッチの「U Save Me」の2枚組新作。ミディアム〜ウォーキング・テンポの美メロ・ソウルが次々に繰り出される「Happy People」がとにかく素晴らしい。…

今日観たもの

竹山ひとり旅 77年。新藤兼人。オープニングの高橋竹山の演奏シーンがメチャクチャ格好良い。主演の林隆三のキャラクターのせいか、悲惨な話なんだけど何だか能天気な印象で、「鬼の詩」みたいなハードコアなヤツを期待してた自分にはちょっと肩透かしだった…

今日聴いたもの

Populate / Sister Audrey 91年。マッド・プロフェッサーがプロデュースしたARIWAラヴァーズ盤。ソウル系ラヴァーズを中心にルーツっぽい曲やダブ・インストを織り交ぜたなかなか飽きさせない構成。メロウな美メロ・トラックが続く2〜4曲目がとにかく最高な…