今日聴いたもの

ゴールデン・ベスト 黛ジュン 2
71年から83年までのシングル曲とアルバム曲からのセレクト+60年代の渡辺順子名義の楽曲で構成された2枚組。Disc1では70年代の三木たかしのイイ仕事振りが際立ってる感じ。80年代の楽曲は山口百恵がエキゾティックに走ったような曲が多い。
"憂愁"(三木たかし。コーラス・ワークが面白いムード歌謡)
"とても不幸な朝が来た"(中村泰士シタール入りR&B歌謡)
"雪が降るのに"(筒美京平。アコギのカッティングがファンキーなフォーキーR&B歌謡)
"途はひとつ"(筒美京平。"雨のエアポート"系のR&B路線)
"バスを降りたら"(三木たかし。凝った展開の意欲作)
"ラブ・トレイン"(三木たかし。かなりアップテンポなディスコ歌謡。格好良くてイイ曲)
"女は○"(川口真。80年代楽曲では一番面白い。ディスコ歌謡)

Disc2収録曲はシングル"風の大地の子守り唄"、"男はみんな華になれ"と地続きなオリエント〜アラブ寄りのエキゾティック歌謡が目立つアルバム曲中心。「サバンナ発」というアルバムの曲ははっきり言って同時期のシングル曲より遥かにイイ曲が揃ってる。渡辺順子名義の曲はコニー・フランシス、シェイラ、ブレンダ・リーの日本語カヴァーだけどジャズ歌謡っぽい仕上がり。
"ドクトル・ジュワヌム"(トルコ民謡カヴァー。面白い曲)
"灯"(小泉文夫プログレッシヴなシェハラザード歌謡)
"砂の愛"(佐藤健。水商売っぽいロック歌謡。サビのメロディがイイ)
"旅愁"(佐瀬寿一。先の読めない展開が魅力のツギハギ系佳曲)
"おもいで遊戯"(網倉一也。エレピが気持ち良いロック歌謡)
"夜を点けて"(小杉保夫。タイトなリズムのマイナー・ディスコ歌謡)