2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧
Positively Spooked / The Band Of Holy Joy 90年。サーカスとかキャバレー音楽を思わせる大道芸人っぽさが持ち味の大所帯の異色ギター・ポップ。87年の「More Tales From The City 」と89年の「Manic, Magic, Majestic」は大好きだったなあ。でもこのアルバ…
海賊キッドの冒険 / サンズ・オブ・サン 柳田ヒロを中心としたプロジェクトの72年作品再発。MAOのナヨ声ヴォーカルと松本隆の歌詞のせいか、はっぴいえんどの鈴木茂作品を和製ソフトロック化したみたいに聞こえる。時々アートロックっぽくなる瞬間もあるけど…
Max De Castro / Max De Castro 02年の「Orchestra Klaxon」は、先鋭的なサウンドメイクとメロウなブラジリアン・メロディーが絶妙なバランスで同居した名曲揃いだった。ので、この新作は試聴もせずに買ったんだけど、ハードなギターをフィーチャーしてより…
Live! / ルルーズ・マーブル この前聞いた「アフロ・ガール」も相当ワイルドな音響だったけど、これはそんなレベルを遥かに超えたガレージの塊のような凄まじい音。"Louie Louie"の絶叫カヴァーで幕を開ける嵐のような23分間。"Jack The Ripper"(ぶっきらぼ…
Optometry / DJ Spooky That Subliminal Kid 02年Thirsty Ear。Matthew Ship、William Parker、Guillermo E Brownといった人たちによる、アブストラクト、フリー、スピリチュアルなジャズ演奏とヒップホップ〜ダウンビート系のブレイクビーツ。素のジャズ演…
Beating Mess / 羽根田征子 88年。吉田美奈子プロデュースの女性シンガー盤。ブラコン色の強い一貫してファンキーな音楽性で、80年代後半っぽいエレクトロなアレンジに惹かれはするんだけど、イマイチ楽曲に引っかかるところがないかなあ。マシンガンのよう…
The Byrds Play Dylan / The Byrds ディランのカヴァーばかりを集めた編集盤。初期のマージービート風フォークロック路線は久しぶりに聞いた。瑞々しい。でも、ここ10年くらいの間では、唯一聞き返してるアルバム「(Untitled)」からのテイクがやっぱり最高。…
エレクトロケッツ - Sheena & The Rockets Remix Album 04年。クラブ系トラック・メイカーによるシーナ&ロケッツのリミックス集。エレポップや80年代テクノ色の強い、ディスコ・パンクやエレクトロクラッシュとかそんな感じの音なんだけど、予想以上にカッコ…
Equinox / Organized Konfusion 97年3rd。ゆったりとした太いビートが楽曲をリードする、シンプルなヒップ・ホップ。派手さはないけど時々ハッとさせられるフレーズが顔を覗かせるセンスはニュースクールっぽい。適度に疾走系も混じっててくれたら言うことな…
LSK / LSK 00年。レゲエやソウルを吸収してポップに仕上げた、80年代UKっぽいミクスチャーなセンスを感じる。社会的な歌詞がさらにそういうイメージを倍増。今では結構珍しいスタンスの音楽性のような気がする。"Roots(The Fruit Of Many)"(ブルーアイド・ソ…
Grimms + Rockin' Duck / Grimms ニール・イネスやマイク・マクギアらで結成されたバンドの73年の1stと2ndの2in1。ライブの1stは大半が詩の朗読や寸劇で、これはさっぱり分からない。スタジオ録音で音楽の比重が大きくなってるの2ndは、正直、このメンバーに…
Blues For Hippies? - The Final Excello Southern Blues Sessions 60年代後半から70年代初頭にかけてのExcello音源をコンパイルしたAceのブルース・コンピ。時代柄を反映してか、ブルース・ロックの強い演奏が多くて、自分のようなブルース初心者には聞きや…
テーマを決めて選曲すると言う経験はこれまでなかったんで新鮮でした。が、だんだん後半息切れてきまして、「コーラス&ハーモニー」というシバリがだんだん重荷に(笑)送っていただいたセレクトも一通り聞き終えましたが、イイ曲だらけで発見の連続。みな…
Milk 'n' Cookies / Milk 'n' Cookies ニューヨークのバンドの76年盤。VIVIDの「ニッチ・ポップ・コレクション」という再発シリーズの1枚。多くのボーナス・トラックが収録されたRPM盤が出たんで売り飛ばされたのかな。極端に甘い歌声が印象的なバブルガム・…
音楽サイト主宰者のみなさんを中心に行われている「セレクト合戦」という催しに参加させていただきました。ここ数日、大量のCDが届いて呆然としてます(笑)既に聞かせていただいた方へは感想カキコ&メールをさせていただいてますが、「コーラス&ハーモニー…
Sparkle / Aretha Franklin 76年。カーティス・メイフィールドがソング・ライティングとプロデュースを担当。いかにも彼らしいソフトなアレンジに、それを突き破るように熱くハードなヴォーカルとゴスペル風コーラス。二つの個性が絶妙なバランスで同居した…
Sly Wicked And Slick / Sly Dunbar ヴァージン・フロントラインの79年盤。ルーツ・レゲエをベースにしつつ、程よくクロスオーヴァー。サックスがリードを取るインスト・レゲエの数々は、ちょっと変わったフュージョンという趣。全編に渡ってクロスオーヴァ…
Pop Goes The World / Men Without Hats 87年。80'sUKインディ系のネオサイケにエレポップ・テイストが加わったような音。と思ったけどカナダのバンドみたい。全編を彩る甘い女声コーラスが魅力的なんだけど、曲はちょっと地味なのが多い。シングル・ヒット…
The Four Horsemen / Ultramagnetic MC's 93年3rd。生バンドによるファンクなリズム・トラックにシンプルなホーン・フレーズやスクラッチが絡む、ストレートなヒップホップが冒頭何曲か続くんで、そういう男気溢れるテイストで通すのかと思いきや、洒落たジ…
New Thing ! Soul Jazzの新作。「Universal Sounds Of America」の続編的なスピリチュアル・ジャズ・コンピ。ユルユルなジャズ・ファンクにゴスペル風、ミステリアスなインプロ物など、重くて太いシリアスなのがCD2枚組にたっぷり。「Universal Sounds Of Am…
Antonio Adolfo & A Brazuca (No.1) / Antonio Adolfo & A Brazuca 69年のアルバムにシングル曲を追加した再発CD。ロック色を強めたセルメンっていう感じ。ソフトな女声ハーモニー・ヴォーカルが爽快なアルバムなんだけど、リズム・チェンジの多い変則的な曲…
鈴木いづみコレクション4 女と女の世の中 ピンクのカバーのシリーズが5冊くらい、ブックオフの100円コーナーに放り込まれていたので買った。これはSF短編集。時間SFミーツGS小説という趣の「カラッポがいっぱいの世界」が最高にグルーヴィー。タイガースやカ…
アウトサイダーの世界 / ハプニングス・フォー 70年3rd。東芝EMIの「名盤グラフィティー70's」という再発シリーズの1枚。社会風刺的だったり寓話的だったりする歌詞やアルバム全体に漂うアングラ・テイストがフォーク・クルセイダーズっぽいなあと思ったら、…