今日聴いたもの

Grimms + Rockin' Duck / Grimms
ニール・イネスやマイク・マクギアらで結成されたバンドの73年の1stと2ndの2in1。ライブの1stは大半が詩の朗読や寸劇で、これはさっぱり分からない。スタジオ録音で音楽の比重が大きくなってるの2ndは、正直、このメンバーに期待する音とは微妙に違うんだけど、オリー・ハルソールのギターがカッコイイ"Rockin' Duck"(洒脱なロックンロール)や"Policeman's Lot"(童謡っぽいメロのヴォードビル調ポップ)、プログレっぽい哀愁ロック"Take It While You Can"なんかは結構好き。
ゴールデン・ベスト / 坂本スミ子
筒美京平作品14曲を中心に71年〜75年の全25曲。ビブラートの利いた歌唱でマイナーなメロディーを聞かせるアダルトな"歌謡曲"が満載で、ちょっとリサイタル熱唱系の匂いもするけど、筒美京平作品はさすがに巧みな構成や美メロを堪能できるイイ曲揃い。
"夜が明けて"(フォルクローレ歌謡。ヒット曲)
"浮雲"(お茶の間A&Mなホーン入りの軽妙な曲)
"郷愁"(ゆるやかなグルーヴ歌謡。哀愁に満ちた歌詞とメロディー)
"ごめんなさいあなた"("浮雲"のB面。軽い曲調が突然重厚になる面白い曲)
"京都木屋町情話"(アップテンポなマイナー歌謡。シタール入り)
"忘れてください"("郷愁"B面。ちょっとフォーキーなボッサ歌謡)
"今日からひとり"(渚ゆう子のカヴァー。ラテン・ビートに絡むアコギが気持ちイイ)
"幼い子供のように"(馬飼野康二。壮大な疾走系ショウビズ歌謡)