今日聴いたもの

Max De Castro / Max De Castro
02年の「Orchestra Klaxon」は、先鋭的なサウンドメイクとメロウなブラジリアン・メロディーが絶妙なバランスで同居した名曲揃いだった。ので、この新作は試聴もせずに買ったんだけど、ハードなギターをフィーチャーしてよりヘヴィになった感じの1曲目からやられた。相変わらずヒネクレたアレンジの刺激的なサンバ・ロックの数々は面白い。前作に比べてメロディの胸キュン度がちょっと低くなってるのが残念だけど。
"Ciranda ao Redor da Galaxia"
"A filha da Madame Sare"(不思議なメロディ展開のドラッギー・ファンク・サンバ)
"Stereo"(電子音入り。哀愁のカルナヴァル・ロック)
"Teia Dramatica"(ジャジーなバラードがメロウなサンバに)
"Depois da Festa"(リズム・チェンジが格好良いファンキー・ボサ)
Frostbite / Albert Collins
80年。R&Bスタイルのナンバーやオーソドックスなスロー・ブルースが続く前半は、正直、今自分が聞きたいブルースとは違うかなあっていう感じだったんだけど、洒脱な4ビートに絡むエグいスクイーズ・ギターが新鮮な"Don't Go Reaching Across My Plate"にクールで熱いファンク・ブルース"Give Me My Blues"、トリッキーなギター・プレイ続出の長尺スロー・ナンバー"Snowed In"と続くラスト3曲が最高。