今日聴いたもの

Pop Goes The World / Men Without Hats
87年。80'sUKインディ系のネオサイケにエレポップ・テイストが加わったような音。と思ったけどカナダのバンドみたい。全編を彩る甘い女声コーラスが魅力的なんだけど、曲はちょっと地味なのが多い。シングル・ヒットした軽妙エレポップのタイトル曲が突出してキャッチーだけど、シャッフル・ビートの60's風ポップ"Jenny Wore Black"もなかなかの佳曲。
うる星やつらジュークボックス
うる星やつら」の主題歌集。とにかく小林泉美につきる。"ラムのラブソング"をはじめ、テクノでディスコなラテンな傑作がいっぱいで、個人的にはフュージョン寄りのオリジナル・アルバム群の曲より好き。
"夢はLove Me More / 小林泉美"(川島雄二がアレンジを手掛けたスペーシー・テクノ歌謡
"ふしぎ・きれい / 平野文"(松谷祐子作曲、アレンジは板倉文明のキュートなブラコン歌謡)
"Chance On Love / シンディ"(小田裕一郎。ガーリーなオリエンタル・ディスコ歌謡)
Acacia / 松任谷由美
01年。繊細なSSW風から壮大なエコロジー/SF系まで、70年代から90年代にかけてのいろんな作風が同居したアルバム。新鮮味には乏しいけど、さすがにクオリティは高くて、時々すごくイイ曲がある。14曲の収録曲を10曲くらいに絞ったらもっと良いアルバムになりそう。
"哀しみをください"(オリエンタル・エキゾティック)
"Lundi"(スクラッチ入りユーミン流スカ歌謡)
"7 TRUTH 7 LIES〜ヴァージンロードの彼方で"(派手なメロデイ展開のアッパーなポップ・チューン)
ガール・トゥ・ラヴ / KAN
88年3rd。職業作詞家の歌詞がなくなって全て本人の作詞作曲に。長島理生という人の歌詞は面白かったので残念。音も「テレビの中で」ほどはグッと来なくて、曲が上品になったというか、微妙に屈折した曲作りのセンスが薄れてしまった感じ。唯一、エレクトロなパワーポップ"適齢期LOVE STORY"が良かった。