今日聴いたもの

Positively Spooked / The Band Of Holy Joy
90年。サーカスとかキャバレー音楽を思わせる大道芸人っぽさが持ち味の大所帯の異色ギター・ポップ。87年の「More Tales From The City 」と89年の「Manic, Magic, Majestic」は大好きだったなあ。でもこのアルバムはちょっと曲のクオリティが落ちる感じで、そのせいか、相変わらずのバラエティ豊かな曲想もこの盤では散漫さに繋がってるように聞こえる。ジョナサン・リッチマンっぽい"Bitten Lips"やピアノ・フレーズがキャッチーなエレポップ"Look Who's Changed With The Times"などちょっとイイ感じの曲もあるんだけど。
Tracksuit Vendetta / Holy Joy
改名後の92年作。上の盤と同様、これも初めて聞いた。ストレートなギター・ポップ色が強まって薄味になった感じだけど、楽曲のクオリティは戻ってきた気がする。ロマンティックなボサ調ギター・ポップ"Well You've Met This Boy"やちょっとメロウな"Marvin In Ostende"、ファンキーなフォーク・ロック"By The Light Of A Magical Moon"なんかはこのバンドの曲とは思えないけど、かなりイイ。
Across The Sky / Space Cowboy
04年。フィルター・ハウス的な音をベースにファンクやダンスホールなども取り入れた、ひたすらアッパーな音で、キラキラしたディスコティーク・チューン"Funky Love"や"Crazy Talk"、"I Don't Care"あたりの多幸感が最高。"I Would Die 4 U"をカヴァーしてるけど、確かにプリンスを感じさせる瞬間が多々あって、突然シタールが出てきたりテクノになったりするヘンなセンスにも惹かれる。