今日聴いたもの

Love Vibes / 福富幸宏
91年。クロスオーヴァーっぽいスムース・ハウスで始まり、地味ながら結構多彩な展開。思ったより時代を感じさせなくて、ハウスってあまり古びないのかなあと思ったり。アシッド・テイストの"Speed"やシンセの音色が気持ち良いアッパー・チューン"P.C.S."などイイ曲が多いけど、ちょっとテクノポップを感じるアンビエントな小品2曲に一番惹かれる。
ルートROCKで待ってなよ / 知子のロック
97年。最近聞いたルルーズ・マーブルとつい比べてしまう。昭和歌謡なフレーズが散りばめられた楽曲は好きなタイプではあるんだけど、良くも悪くも脱臭されててフェイクっぽい感じで、情念のかけらもなさそうな明るい歌声のせいか声優のアルバムみたいにも聞こえる。70年代っぽいファンキー歌謡"スライな貴方"が良かった。
The Cover
03年。新旧ミュージシャンが大量に参加した洋邦ロックのカヴァー・アルバム。レイト80'sのインディーズ・ブームやバンド・ブーム全盛時の匂いがプンプン漂うロック・サウンドが満載で、何だかオリジナルより古臭く聞こえる曲が多いんだけど、そんな中でもKENZIの個性は圧倒的で全然風化してないのが嬉しい。仲野茂プロデュース。
"世界の終わり"(KENZIが歌うミシェル・ガン・エレファントのカヴァー。素晴らしいヴォーカル)
"Untouchable"(花田裕之が歌うジョニー・サンダースのカヴァー。いい曲)
"White Riot"(全員参加のクラッシュ・カヴァー。これくらい突き抜けてると痛快)