今日聴いたもの

Optometry / DJ Spooky That Subliminal Kid
02年Thirsty Ear。Matthew Ship、William Parker、Guillermo E Brownといった人たちによる、アブストラクト、フリー、スピリチュアルなジャズ演奏とヒップホップ〜ダウンビート系のブレイクビーツ。素のジャズ演奏と変わらない感じの曲も結構多いけど、雑踏SEに切り込んでくるベースとディープなピアノが緊張感を高める"Ibid,Desmarches,Ibid"、フリージャズと電子音が程よくブレンドされた"Optmetry"、エディット技が光る"It's A Mad Mad World"がカッコイイ。
Electric City / Bob Downes Open Music
70年Virtigo盤。「英国ジャズ・ロック」という言葉からつい連想してしまう"くすんだ音色"や"湿り気"といったものとは全く無縁な、ズルムケなブラス・ロックを威勢よく展開。ツバが飛んできそうな本人の熱いサックスのブロウやワイルドに掻き毟られるギターをフィーチャーした濃厚な曲がいっぱい。00年再発モノ。
"Keep Off The Grass"(クールな変拍子イントロからグルーヴィーなR&Bビートに)
"Crush Hour"(ちょっとジャズ・ロックっぽい疾走インスト)
"West 2"(能天気なラテン・ジャズ)
"Piccadilly Circus"(ザワザワしたパーティ・ブラス・ロック)
ジンターナショナル / 大工哲弘
96年。"インターナショナル"から"生活の柄"まで日本の名曲の数々を採りあげた、琉球テイストのジャパニーズ・トラッド盤。ヨレた歌声になんともいえない哀愁が漂ってて、調子のいい曲でもしんみり。ベースの役割をしてるチューバの音色がイイ。
"復興節"(チンドンなアンサンブル)
"愛の子守唄"(英国トラッドに通じる静謐さを湛えた子守唄。女声Vo)
"六調"(アヴァンなテイストのロフト・ジャズお囃子歌)