今日聴いたもの

Shake You Down / Gregory Abbott
86年。70年代ソウルがAORやエレクトロを通過して辿り着いた、ちょっと産業ロックっぽいブラック・コンテンポラリー。昔はこういう音はどこをどう聴いて良いのかさっぱり分からなかったけど、今聴くと80年代的な美メロが散りばめられたMORポップとして結構気持ち良く聴ける。サビのメロディにグッと来る"You're My Angel"がベスト・トラック。
3 Deep / Surface
90年。バラード系で固められた前半を聴いてると、ブラコンが日本の歌謡曲に与えた影響の大きさを実感できる。90年代前半ぐらいまではジャンルを問わず本当にこういう音が多かった。それはそれとして、今盤はバラード以外にもミディアム、アップとバラエティに富んだイイ曲多数の名作。
"Give Her Your Love"(メロウなブラコン・バラード。尺八がイイ)
"All I Want Is You"(幻想的ですらある彼岸スウィート)
"10"(ムーランルージュなニュージャック・スウィング)
"Don't Wanna Turn You Off"(これもジャジーなギターが気持ち良いニュージャック・スウィング)
"When It Comes To Love"(美麗ストリングス入りのメロウ・ミディアム)
"Kid Stuff(Believe In Yourself)"(70年代ディスコっぽい。フルートがファンキー)
Fork It Over / The Section
西海岸のスタジオ・ミュージシャン集団の3rd。ロック色の濃いフュージョン盤で時々プログレっぽい大仰な展開も。個人的には苦手なタイプの音なんだけど、AORテイストのヴォーカル・ナンバー"Bad Shoes"は良かった。
Bulles / Michel Polnareff
81年。前に聴いた80年代のフランコ・バッティアートに通じる雰囲気のモダン・ポップ盤。パワフルなヴォーカルが時々鼻につくけど、遊び心に満ちたアレンジとキャッチーなメロディの曲が多くて楽しめる。
"Elle Rit"(ヨーロピアンな哀愁漂うミディアム・グルーヴ)
"Radio"(ラジオノイズの使い方が上手いモダン・ポップ)
"Ou Est La Tosca?"(ほんのりと"ラジオスター”っぽいエレポップ)
"Joue Moi De Toi"(美メロなグルーヴAOR。このベース・ラインは・・・)
"Bulle De Savon"