今日聴いたもの

筒美京平を歌う アンド・モア / 優雅
筒美京平がガッチリとサポートした中華系アイドル歌手の74年音源コンピ。アーリー70'sなディスコ歌謡を中心にいろんなタイプの楽曲を投入した前半のオリジナル楽曲群はどれもハイ・クオリティ。なんとなく南沙織岩崎宏美を繋ぐミッシングリンクという感じがする。後半のカヴァー曲はまあそれなりだけど、"セクシー・バス・ストップ"っぽくリメイクされた"真夏の出来事"や"私は忘れない"なんかは悪くない。
"はじめまして優雅です"(サビのメロディが素晴らしいディスコ歌謡)
"処女航海"(南沙織のディスコ版という感じ)
"胸さわぎ"(イントロの涼しいヴァイブの音色とは対照的な暑苦しいディスコ歌謡)
"わたしは舟"(南沙織っぽいアップ・テンポ・ナンバー)
"故郷の春"(アコギを効果的に使用した、ファンキーなロック歌謡)
"新しい街"(カントリーポップ路線)
"新しい恋"(粘っこいリズムのファンキー歌謡)
"燃える渚"(カヴァー。このアレンジはかなり格好良い)
The love Album + Housing Project / John Hartford
68年発表の2枚のアルバムの2in1。「The Love Album」はこれまで聴いた70年代のアルバムに比べるとNYっぽいフォーク調の曲が多くて意外。バンジョーフィドルがフィーチャーされた楽曲も結構多いんだけど、サイケなストリングスのせいか、あくまで都会派フォーク・シンガーという趣。
"The Six O'Clock Train And A Girl With Green Eyes "(洒落たコード進行のサイケ・フォーク)
"Natural To Be Gone"
"Windows"(初期モーマススコット・ウォーカーかという雰囲気がイイ)

ジャジーでほんのりサイケなフォーク中心の「Housing Project」はビターな歌声とクールなサウンドの組み合わせが絶妙で、これはかなりの名盤。
"Crystallia Daydream"(ヴァイブ入りの洒脱フォーク)
"The Girl With The Long Brown Hair"(スウィンギ−なジャジー・フォーク)
"Category Stomp"(カントリーR&Bという趣のバンド・サウンド
"Go Fall Asleep Now"("Sunny"っぽい)
"Big Blue Baloon"(ラヴィン・スプーンフルっぽいソフィスティケイテッド・フォーク)
”In Like Of”(ウッド・ベースとバンジョーの絡みが独特な味わい)