今日聴いたもの

STEPS / 国分友里恵
87年。かなり本気なブラック・コンテンポラリー・ファンクにパワフルなヴォーカルで渡り合う"I Got You Inside Out"、一転してソフトな歌唱で漂うミディアム・グルーウ"I Wanna Be With You"、派手に動くメロディが好みなロック歌謡"Cosmic Love"、エレクトロ・ファンクなイントロが格好良い"Just Go Up"と4曲目までは凄く良かった。反面、コンサバなバラードや80'sエピック系ニューミュージック女性ロッカーっぽい曲などが入り混じる5曲目以降は急激につまらなくなってしまう。
Three Hearts In The Happy Ending Machine / Daryl Hall
86年。ハードロック的なエレポップとでも言うのかとにかくMid80's的なハードにクラッシュするドラムと分厚いシンセが耳を刺激するアリーナ・フレンドリーなブルーアイド・ソウル・ロック盤。"Dreamtime"とかいくつかホール&オーツ時代のメロディ・メーカー振りを彷彿とさせる曲はあるけど全体のイメージは大味な感じ。
Ha'anen Kasamiemento / Ha'anen Kasamiento
グアムのSSWの96年盤。カントリーっぽかったり香港ポップスを思わせる大陸的メロディを聞かせる健全MORサウンド。こういうのはちょっと苦手。ヘンなイラストに惹かれてジャケ買いしたけど失敗したかな。
1st Message / w-inds.
最近テレビで耳にした曲が凄くイイ曲だったんでちょっと気になりはじめていた人たち。その曲に匹敵するインパクトを持つ曲には残念ながら出会えなかったけど、なかなか高品質なR&B歌謡"You can't got away"、ユーロビートの"Winter Story"(間奏のクラシカルなピアノフレーズが最高)、変則R&B"Paradox"、哀愁R&B歌謡"Love you anymore"など結構イイ曲が揃ってる。けどやっぱりこの前聴いたシングル曲が聴きたいな。
クズんなってGO / The ピーズ
92年。最近廉価再発されたアルバム群が新星堂の20%オフワゴンに並んでたんで持ってなかったアルバム購入。とにかくイイ曲だらけだったデビュー盤の印象が鮮烈すぎて、その後出たアルバムの印象は薄かったんだけど、改めて聴くとこの辺のアルバムもかなり良い。デビュー盤の延長線上の音が聴けるこのアルバムも、メロディーのキャッチーさが若干鈍った感じだけど、ポップだけど決して丸くはならない格好良いピーズ・ロックが全開でやはり最高。
"ふぬけた"(ロカビリー風。イイ曲)
"やりっぱなしでサイナラだBye Bye"(マウスハープが格好良い)
"まわりはついている"(猥雑なロックンロール。フックの利いたメロディが魅力的)
"便所モンキー"(このバンドならではのブラックなナンバー)
"平和"(学生時代のモラトリアム感を思い出させる歌詞が秀逸)
とどめをハデにくれ / The ピーズ
93年。いろんなタイプの曲調にチャレンジしてるアルバムで、特にギターの技が多彩になった印象。あと、妙に曲が長い。マッカートニー風ポップでいきなり意表を突かれる1曲目"映画(ゴム焼き)"なんか、こういう曲はコンパクトなほうがキラリと光るんで、8分も演る必要があったのかと、正直首をひねってしまう。凄くイイ曲なんだけど。でも曲はどれも粒ぞろいで名盤といって良いんじゃないかと思う。
"映画(ゴム焼き)"
"日が暮れても彼女と歩いてた"(やさぐれた哀愁漂うイイ曲)
"手おくれか"(タイトゥンアップな?グルーヴィー・ロック)
"シニタイヤツハシネ〜born to die"(これは長い演奏時間が逆に良い)