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今日観たもの

アトミック・カフェ 82年。40〜50年代のアメリカの戦意高揚映画や冷戦プロパガンダ映画をコラージュのようにノンストップで編集したドキュメンタリー。冒頭のエノラゲイの操縦士へのインタビュー(「興奮した!」)から核シェルターの広告フィルムまで、最初…

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最前線物語 80年。サミュエル・フラー。第2次世界大戦もの。鬼軍曹と4人の若者が何度も絶体絶命の窮地に陥りながら、度胸と機転で生き延びてはあちこちの戦場を転戦していくという話で、エピソードが並列的に語られて最後に総括的なオチがつくという構成は連…

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ペイチェック〜消された記憶 ジョン・ウー監督の近未来SF。テンポの良い演出で見せるアイデア・ストーリー。こういうのは大好き。

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ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル アラン・パーカー。死刑執行直前の男が主人公の時間制限サスペンスで、「ミッドナイト・エクスプレス」や「ミシシッピー・バーニング」あたりに通じるきびきびした演出にグイグイ引き込まれる。ケヴィン・スペイシーの顔を…

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ルビー&カンタン ジャン・レノとジェラール・ドパルデューが主演の犯罪コメディ。だけど「奇人たちの晩餐会」のフランシス・ヴェベール作品なんで、ただのほのぼのコメディで終わるはずがなくヒネリの利いた展開の連続。かなり笑った。 スパニッシュ・マンシ…

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スター80 ボブ・フォッシーの83年作品。業界のコネ作りの踏み台として女を利用とするけど、ただ女だけが成功の階段を昇り男は結局捨てられてしまうという情けない展開に泣ける。何者かになりたくてジタバタすればするほど空回りしてしまう焦燥感が伝わってき…

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竹山ひとり旅 77年。新藤兼人。オープニングの高橋竹山の演奏シーンがメチャクチャ格好良い。主演の林隆三のキャラクターのせいか、悲惨な話なんだけど何だか能天気な印象で、「鬼の詩」みたいなハードコアなヤツを期待してた自分にはちょっと肩透かしだった…

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パンチドランク・ラブ ポール・トーマス・アンダーソン。冴えない男が美女を射止めるラブ・ファンタジー。のはずなんだけど主人公がセコくて執着心が強くてキレやすい、あまりに気味の悪い性格なんで現実味が感じられず、むしろシュールな印象。意外とヒネリ…

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キル・ビル Vol.1 ついフラッと、すごく久し振りにツタヤに立ち寄り。単純明解に楽しめるアクション映画で良かった。カンフー映画と仁侠映画がミックスされた、どこかで観たことがあるようで、どこにもない世界。相変わらずテンポが良くてダレない映画を作る…

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シティ・オブ・ゴッド リオ・デジャネイロの貧民街を舞台にした少年ギャング映画。ショッキングな暴力シーンを織り交ぜつつテンポの良い演出で最初から最後まで退屈させない。彼の地の60〜70年代の風俗の変遷も興味深かった。

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すっぽん女番長 ケーブルでやっていたのを録画したもの。八並映子主演の71年作品。「すっぽん芸者」のスケ番版ではなく、どっちかというと「いそぎんちゃく」をコメディにしたような感じの話。テンポの良い演出と程よいお色気サービスのおかげでダレずに最後…

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いそぎんちゃく ケーブルテレビで。69年弓削太郎 。渥美マリが男たちを踏み台にしていくピカレスク・ロマン。主人公の貧乏な生い立ちという背景が一応ありつつも、それほど押し付けがましくなく、むしろドライなユーモアが心地良い痛快映画。

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マイク・ザ・ウィザード 89年。監督・脚本・編集・主演、マイク・ジトロフ。SFXマニアのマイクが悪いプロデューサーに邪魔され、悪戦苦闘しながら作品を完成させるというストーリーのドタバタ・コメディ。80年代の映画にしては珍しくダレ場のない引き締まっ…

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グレート・ウォリアーズ/欲望の剣 ポール・ヴァーホーベン。中世ヨーロッパの不潔な感じが画面の端々にリアルに描かれていて、後半のペスト騒ぎが相当リアル。登場人物の性格がみんな多面的で、簡単に感情移入させてくれないのがこの監督らしい。85年。

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狼よさらば 74年。喪失感に満ちたアメリカン・ニュー・シネマかと思いきや途中から悪漢ヒーローものになって驚いた。チャールズ・ブロンソンの表情って独特の味わいがあるなあ。

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ZOMBIO 死霊のしたたり スチュアート・ゴードン。ラブクラフトを下敷きにしたスプラッター・コメディ。馬鹿な話を徹底的にマジメに演じていて感動する。傑作。85年。

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徳川女刑罰史 石井輝男。3話オムニバス。ラストの刺青師の話が一番テンション高いけども3話ともにクオリティは高い。さんざん残虐な処刑シーンを嬉々として(に見える)撮っておいて、一つのエピソードが終るたびに、取って付けたように「本当に刑罰はこれで…

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クロノス 吸血寄生蟲 92年メキシコ映画。ギジェルモ・デル・トーロ監督作品。金属製の虫に血を吸われて変身していく主人公がインパクト大。変わり果てた主人公の姿に戸惑いながらも懸命に助ける少女のけなげさが(笑えるけど)胸を打つ。

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女王陛下の戦士 ポール・ヴァーホーベン。オランダを舞台にした異色の第二次世界大戦映画。結末はあっけないけどプロセスが楽しめる映画だった。77年。

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カンニバル! The Musical トレイ・パーカーの93年作品。「八甲田山死の彷徨」とか「ひかりごけ」のような題材をバカバカしくミュージカル仕立てにした相当下らない映画。素晴らしい。トロマ社。

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フィール・ザ・モーション 85年のC級ドイツ映画。ストーリーが全然追えない散漫な演出が辛いんだけど、次々に登場する当時のB級ポップスター達の演奏シーンは楽しい。リマールの"ネバー・エンディング・ストーリー"以外の曲って初めて聴いたけど結構良い曲だ…

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金環触 山本薩夫。この監督の映画観たのは初めてだけど、テンポが良くて好きなタイプ。もっと観てみたい。相変わらず仲代達矢が面白い味を出してる。宇野重吉って本当に寺尾聡の父親なんだな。よく似てる。

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刑務所の中 崔洋一。基本的にマンガをそのまま映画化してる。原作の偏執的な絵の迫力はないかわりに、実写版ならではのリアルさで刑務所の中の生活が再現される。 素晴らしき哉、人生 フランク・キャプラ。今では手垢にまみれた演出ばかりなんだけど、テンポ…

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東京ギャング対香港ギャング 石井輝男。主役だと思っていた高倉健がいきなり殺されたのには驚いた。途中で主役が代わる不思議な映画。ただ、メチャクチャ面白いっていう程でもなかったんだけど。

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網走番外地 石井輝男。シリーズ第1作。この頃は白黒映画だった。南原宏治演じる権田権三(笑)のキャラクターが強烈。

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花と嵐とギャング 石井輝男。スタイリッシュな映像と音楽(三保敬太郎!)で綴るピカレスク・ロマン。高倉健、鶴田浩二等。