今日観たもの

最前線物語
80年。サミュエル・フラー。第2次世界大戦もの。鬼軍曹と4人の若者が何度も絶体絶命の窮地に陥りながら、度胸と機転で生き延びてはあちこちの戦場を転戦していくという話で、エピソードが並列的に語られて最後に総括的なオチがつくという構成は連作短編集みたい。そういう構成なんで途中ダレそうになる瞬間もあるんだけど、時々ドキッとするような残酷なエピソードが出てきて最後まで興味をそらさない。全体に激烈な戦闘描写と軽妙な会話のギャップが生むシニカルなムードがイイ感じ。