今日聴いたもの

Indebted To You / Chain Reaction
77年。レアなスウィート・ソウル盤の再発盤。ミディアム〜スロー・テンポのメロウなハーモニー・ソウルを中心に、時にニュー・ソウルっぽいミスティックなファンク・センスを感じさせる音楽性。何といってもラモン・ドジャーのドリーミーな転調が炸裂する名曲"Why Can't We Lovers"カヴァーが素晴らしい。他に、エレピの柔らかい音色にとろけそうになる"Cold Steel"や美メロ・スウィート"Never Lose Never Win"なんかもイイ感じ。
TP.3 Reloaded / R. Kelly
05年。70年代ソウルやゴスペル色が強かったコンセプチュアルな前作に比べると、こちらはイマ風R&Bな作り。ミディアム・テンポのアッパーR&Bやダンスホールっぽい曲なんかも織り交ぜつつ、あくまでメロウ&スウィートなスロー・ジャム系がメインで、ゆったりしたリズムに饒舌な性急メロディが乗っかる"In The Kitcen"や"Kickin' It With Your Girlfriend"、アコギの爪弾きをフィーチャーした"Sex Weed"、そしてエロを通り越してギャグの域に達してる気もするサビのフレーズがインパクト大な"(Sex)Love Is What We Makin'の4曲は本当に絶品。他にも唯一前作の路線を髣髴とさせる快適グルーヴ"Happy Summertime"、疾走感のあるダンスホールR&B"Reggae Bump Bump"など相変わらずイイ曲多数の充実盤。ただ、ステーヴィー・ワンダー風のバラードが延々と続くラストの組曲はちょっと退屈。