今日聴いたもの

Land Of Make Believe / Chuck Mangione
フュージョン系フリューゲルホーン奏者の73年アルバム。自身のカルテットとフィルハーモニック・オーケストラがジョイントした編成で、パワフルなブラス・ジャズ・ロックやブラジリアン・ファンクとミュージカルが同居したようなユニークな音楽を聞かせるライヴ盤。変拍子ジャズ・ロックと大河ドラマのような重厚パワフルなミュージカル・コーラスが共存する"The Gloria From The Mass Of St.Bernard"、女性ヴォーカル入りのメロウなサンバ・ソウル""As Long As We're Together"、Loftクラシックというのがちょっと信じられない、複雑な展開のプログレシッヴなミュージカル・サンバ"Land Of Make Believe"と続く後半の流れが最高。
brazilissimo Twelve unique tracks from the French scene(70's & 80's)
L’Arome Productionsというレーベルから01年に出たフレンチ産ブラジリアン・ミュージック・コンピ。ということでイージー感覚に満ちた甘いサウンドをつい連想してしまったけど、実際はむしろルアカ・ポップのブラジル編集盤にも通じるプリミティヴな感触の楽曲や変拍子炸裂のジャズ・ロックなんかが中心のかなりコアな編集。
"Nega de obaluae / Erica, Chiquinho et les Show-rio"(ウキウキするようなアップテンポのサンバ・ポップ)
"Galaxie / Teca &Ricaldo"(アッパーなアコースティック・サンバ・フュージョンがだんだんフリーキーに展開)
"La ville est la / Isabelle Aubret"("マシュケナダ"カヴァー。唯一フレンチポップ風でちょっとホッとする)
"La nuit des masques / Pierre et Diminique Barough"(哀愁のサンバ。さすがの名曲)
烏龍歌集[夏チャイ] サントリーウーロン茶CMソングコレクション
03年。意外にいっぱい種類が出てる気がする烏龍CMコレクション。アコースティックなサウンドに癒し系な女性ヴォーカルといういつものスタイルだけど、どうやらリミックス・ヴァージョン集ということで、スティール・パン入りのスカにアレンジされた"Like A Virgin / amin"やハワイアン・スウィングな"上海ブギウギ / amin"、サンバ・アレンジの"鉄腕アトム / Zhang Jia-Bei"など、あくまでアコースティックだけどグルーヴを感じる曲が多くてこれまで聞いた烏龍モノのなかでは一番好きかも。