今日聴いたもの

Folk Is Not A Four Letter Word
Delay 68から。レアグルーヴ的な観点で70年代初頭の米英欧フォークを集めたコンピで、一応リズムが打ってる曲が集められてはいるんだけどフォーキーというより本当にフォーク。その着眼点の面白さだけじゃなくて、ひたすらイイ曲が注意深く選ばれてて、とても気持ち良い内容。ブリジット・フォンテーヌの3rdからの"Brigitte"やリンダ・パーハックス"(Hey Now)Who Really Cares?"、ウエンディ&ボニー"By The Sea"、ヘヴン&アース"Jenny"など、ある意味定番的な曲のほか、"Shadows On My Wall / The Poppy Family"や"My Aunt Edna / Bonnie Koloc"といったドリーミーなフィメール・フォークや、ヴァイブ入りのお洒落フラワー・フォーク"Man On Box / Audience"、ジャジーなトラッド・フォーク"Scarborough Fair / The Roundtable"、集団女声コーラスに心が洗われる"Gobiath / Sidan"など他の曲も聞いてみたいと思わせるアーティストがたくさん。ラストの"Ar Goll / Sidan"だけ突然エレピ入りのファンキー・ロックになるのが謎だけど、コレもイイ曲。
同じシリーズでプログレ編も出てるみたいで、コレも知ってるバンドだけ拾ってもエッグ、ピッキオ・ダル・ポッツォ、エンブリオ、サヌリム(!)とかありえない選曲。早速チェックしないと。
Elephant Candy / The Fun And Games
60年代後半のハーモニー・ポップ有名盤のRev-Ola再発。タイトル曲などいくつかバブルガムな陽性ポップも収録されてるけど、やはりアルバムの大半を占めるのは、VANDAのソフト・ロック・コンピに入ってた"Close To Carmel"みたいな物憂いグルーミー・ポップ。肩の力の抜けたアッサリした仕上がりが心地良い"Don't Worry Baby"やうっすらとファズ・ギターが入ったメロウ・ポップ"The Way She Smiles"とかやっぱりイイなあと思う。けど、GS的な哀愁ビート・ポップの"It Must Have Been The Wind"に一番惹かれる。プロデュースはゲイリー・ゼクリー。