今日聴いたもの

アロー! / ワールド・スタンダード
86年。二人の女性ヴォーカルをフィーチャー。ナチュラルな囁き系とオペラ系?鈴木さえ子をちょっとオーガニックにしたような感じの曲が多くて、もちろんこういうのは大好き。ピチカート・ファイヴの「カップルズ」テイストな"愛のミラクル"とサンバ・テクノポップな"太陽は教えてくれない"と"デスァ・フィナード No.6"、テクノ・レゲエの"ピアニストの憂鬱"などイイ曲がいっぱい。
パラダイス・ロスト / チーボー
85年。イミテーション(聞いたことない)のヴォーカルだった人。"タイムマシンにおねがい"をカヴァーしてるけど、ミカによく似たタイプの女性シンガー。グラムでエレポップ、ほんの少しエキゾティックなポップ・ロック。今井裕PANTAトット・テイラーなどが楽曲提供。ファンキーなエレ・ポップ"SCRATCH 198X"(今井裕)が良かった。92年の再発CD。
The Day World Turned Blue / Gene Vincent + Scrapbook / Scrapbook
70年のカーマ・スートラ盤をカップリングした不思議な2in1CD。ジーン・ヴィンセントのアルバムはカントリー色が強い内容。のどかなメロディとロックンロールなアレンジのギャップが面白い"How I Love Them Old Songs"、美メロ・カントリー・ロック"North Carolina Line"、"風に吹かれて"みたいなフォーク・ロック"Our Souls"とかイイ。
ビル・ヘイリーの方はライブ盤で、クラシックなロカビリー・スタイルのロックンロールをキメまくってて最高。この潔さにシビれる。ジャズっぽいご機嫌な急速ロカ・インスト"Rudy's Rock"、痛快なワイルド・ロカ"Shake Rattle & Roll"、"Rip It Upなど。ギターが良い音してるなあ。
Magic Touch / 15-16-17
77〜78年。デニス・ボヴェルがエンジニアで参加してるUKレゲエ。60'sガール・グループがラヴァーズやルーツ・レゲエをやってるような雰囲気。ぶっきらぼうな少女ヴォーカルが最高。
"Girls Imagination"("Just My Imagination"カヴァー)
"Emotion"(「Relaxin' With Lovers」コンピに収録されてた傑作)
"Magic Touch"(キュートなダビー・ルーツ)
"Baby Love"(単刀直入なスプリームズのカヴァー。これはハマリすぎ)
Cuatro Caminos / Cafe Tacuba
03年。「フェティッシュ」のサントラの音とはだいぶ様子が違う。ギター・ポップ色強めのXTCっていう感じで、時代柄かポストロック的なアレンジも目立つ。ちょっと意表を突かれたけど、60年代っぽい"Recuerdo Prestado"とか、胸がときめく美メロポップ"Puntos Cardinales"など素晴らしい。