今日聴いたもの

Power Of Lard / Lard
89年。ジェロ・ビアフラのユニット。ミクスチャー・ロックっぽいヒップホップとハードコアをくっつけたタイトル曲や30分超のダーク&スローなヘヴィー・ロック大作など全くバラバラな3曲入りで、ちょっと意味不明な得体の知れなさを感じる。
70's Rock Must Die / Lard
00年。ミニストリーのメンバーが参加してる意義をあんまり感じなかった上記盤と違って、インダストリアル・ミーツ・ヘヴィ・ロックな楽曲で統一されたこちらはかなりコンセプトが明確。高音スクリームを聞かせる1曲目は笑えるし、ハード・ドライヴィンなマシーン・ロックンロールの3曲目も単純にカッコイイ。
Nervous Breakdown / Fu-Schnickens
94年。ジャジーなベース・ラインのループや管楽器のフレーズ・サンプリング、レゲエのトースティングの影響大なラッピングと、90年代初めの空気を強く感じさせるヒップ・ホップ盤で、ちょっとおちゃらけたラップとシンプルでクールなトラックの組み合わせが小粋な味わい。浮遊感のあるリズムが格好良い"Watch Ya Back Door"、"Got It Covered"が最高だけど、ディスコ・テイストな"Breakdown"、や賑やかなジャズ・ヒップ・ホップ"Sneakin' Up On Ya"などイイ曲が多い好盤。
Yonder Tree / Gino Vannelli
95年。スロー・テンポのジャジーAORが大半を占めるアルバム。独特の歌声やひねくれたアレンジ・センスは相変わらずなんだけど、同じような曲調が多くてちょっと飽きる。高速ジャズ・アレンジの"Fallen In Love"は往年のスリリングさを保ってて良かった。
The Returning Sun
00年。アンビエント気味のクロスオーヴァーブレイクビーツ・コンピ。8曲収録されてるけどCALM、CHARI CHARI、Cama Aina以外は知らないアーティストばかり。ダビーでスピリチュアルな"Stream / CHARI CHARI"とちょっとヒネリのあるアレンジが格好良いアコースティック・ブレイク"Mika Kaurismaki / Kama Aina"など。
金のりぼん / 花岡幸代
91年。自作自演の女性SSW。肩に力の入っていないナチュラルで可憐な歌声は聞いてて癒される。全曲の編曲を岡田徹が担当してるけど、割とシンプルな弾き語りアレンジの曲が多いんでムーンライダーズ感はそれほど強くない。60年代グルーミー・ポップ風の"夢のしっぽ"やヨーロピアンな"止まった時計"など歌謡曲っぽい曲にグッときた。