今日聴いたもの

The Heaviest House Beat / Metal Box
91年。寺田創一。レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、キッス、ガンズン・ローゼズ、ボン・ジョヴィモトリー・クルーといったハードロック・クラシックをハウスでカヴァーという企画。フィーチャーされてるヴォーカルがソウルフルなせいか、ファンキーな曲を選んでるからか、キワモノっぽさとは裏腹に自然な仕上がりの曲が多い。異質な音楽が同居してる感じが最も強い"Smoke On The Water"はシカゴのアシッド・ハウスに通じるワケの分からなさがスリリング、というか笑える。"The Final Count Down"もかなりの飛び道具だけど。全体的にどの曲もハウス・ビートにギター・ソロが乗る瞬間が面白くて、ハードロックやファンク・ブルースの進化の形としてこういうのもアリだったんではと思える。
Colombia Colly / Jah Lion
76年。DeeJayモノ。リー・ペリーの手になるルーツやロックステディのダブワイズ・トラックにモノローグのようなトースティング。オリジナルのヴォーカルが抜かれてトースティングが乗っかるタイミングが絶妙で、原曲知ってると面白さが倍増する感じ。
"Hay Fever"(ずっとドアの開閉音が鳴ってる)
"Fat Man"(ヘヴィーなベース・ラインと呑気なオールディーズ・メロ)
"Satta"(ルーツ・コーラスとトースティングの絡みが単純にカッコイイ)
"Soldier And Police War"
Secrets / Con Funk Shun
77年。メロウ・ソウルとファンクを中心にエレキ・シタール入り正統スウィート・ソウルやフュージョン・インストなんかも。爽快なディスコ・ファンク"DooWhaChaWannaDoo"、メロウ・ダンサー"Secrets"、スローの"I'll Set You Out O.K."など、全部甘いハーモニー・コーラスで押し通すAOR的な曲がイイ。
水 / さかな
90年。呟くように歌っていた頃のアルバム。ヨーロピアン・ポップスやブリティッシュ・トラッド、ボサノヴァが入り混じったような歌にパーカッションや効果音が絡む内省的な音響フィメール・フォーク。パーカッションの響きがカッコイイ"ピラニア"、魅力的なメロディの"レインコート"、アコギのフレーズが斬新なミニマル・フォーク"ぬれた床"など。