今日聴いたもの

Girls With Guitars 〜All Girls Bands Axebacked Babes & The Like / V.A.
Ace編集の米60年代ガールズ・バンド・コンピで、単独で再発CDが出てたShe以外は聞いたことのない名前がズラリの全24曲。いわゆるガレージやR&Bビート、サーフ、R&Rなんかをガーリーに演ってるタイプの曲と、ブリルビルディング系ガールポップをバンドアレンジで聞かせるタイプの曲、そしてその中間、という感じの構成で、どれも独特の味わいがあって新鮮。
"Get Away From Me / The Angels"(エコーの効いたディープな音響が格好良いブル−ジーR&Bビート。ガレージなオルガンソロ入り)
"Only Seventeen / The Beattle-Ettes"(キューティーガールポップをビート・バンド風に。シー・ラブス・ユーのフレーズにニヤリ)
"Do The Dog / Sugar & The Spices"(サーフィン・バード風。ヴォーカルが死ぬほどキュート)
"Double Shot (Of My Baby's Love) / The Goodees"(昭和40年代テイストのお茶の間ビート歌謡)
"Help Me Boy / The Daughters Of Eve"(ウィスパー・ヴォイスでアニマルズの"Help Me Girl"をグルーミーにカヴァー)
"Boys Can Be Mean / Sugar & The Spices"(甘酸っぱいヴォーカルにヤラれるガーリー・サーフ・ビート)
"Guitars, Guitars, Guitars / (Al Casey With) The K-C-Ettes"(シャッフルビートのガールポップに切り込むギターのキレがスゴイ)
"Come On Along / The Hairem"(ギターとヴォーカルのユニゾンが面白いドタバタ・ガレージ)
Peaceful / Al Johnson
プロデューサーとしての活動が有名らしいワシントンのソウル・シンガーの78年作。の割には、全体にちょっとニューソウルの影がチラつくメロウ・ソウル盤。ほとんど自らが手がけている楽曲はどれも美メロなイイ曲揃いで、アイウォンチューを爽快にした感じの"I've Got My Second Wind"にホワッツ・ゴーイン・オンっぽい"I'll Do Anything For You"、快適なウォーキング・テンポにスティーヴィーなメロディーが乗る"It's Not Too Late (To Start Again)"、同じくスティーヴィー系のジェントルな陽だまりソウル"Let Me Love You (Like You Want To Be Loved)"といったミディアム・テンポのメロウグルーヴ系が特に絶品。スローではラストのミステリアスでメロドラマティックなムード・ソウル"Let's Go Home Together"がお気に入り。