今日聴いたもの

Zoomer / Schneider TM
02年。なんと言っても冒頭の80年代風テクノポップ/エレポップ3連発。アコギとヴォーコーダー・ヴォイスの組み合わせが最高な"Reality Check"、ちょっとソウルっぽいグリッチー・エレポ・ファンク"Frogtoise"、メランコリックに高揚するスペーシー・ポップ"Abyss"と、どれもエレクトロニカなエディット・リズムや電子音を散りばめつつあくまで甘酸っぱいキャッチーな美メロにキュンとくるイイ曲。中盤以降はエクスペリメンタル色を強めつつ、エレポ・ボサやヒップホップなど多彩な展開で、やたらとノイジーなファンキー・インスト"999"とかカッコイイ。けど、やっぱりなんと言うかいわゆるエレクトロニカ。ジャーマン系。
Hei / Kim Hiorthoy
01年。ノルウェイSmalltown Supersoundから。ドタバタしたリズムのラウンジ・ブレイクビーツ"Politiska Dikten Atervander"のへなちょこな疾走感がイイ感じ。ヴァイブの入り方とか、ちょっとディラン・グループを思い出した。アルバム全体は、ピアノやギター、ヴァイオリンなどの生楽器や現実音にブレイクビーツ、電子音という組み合わせで、1分程度の曲から10分近い曲まで箱庭アンビエントというかエレクトロニカ・トイ・ミュージックというかそんな手触りの楽曲群がひっそり、こじんまりと展開。やたらとファンキーなリズムが浮いてる"Giving And Taking Book"のつかみどころのない雰囲気がお気に入り。