今日聴いたもの

Special Delivery / Polly Brown
75年。ピケティウィッチの女性Voのソロ・アルバム。ダイアナ・ロスに通じるソフト&メロウなヴォーカルと60年代ガールグループっぽいキャッチーなコーラス・ワークが相まって、なんだかスプリームスっぽい感じの、ソウル・フレイヴァー香るMORポップ。フリューゲルホーンが爽快なメロウ・チューン"Am I Loosing My Touch"、ノーザン・ソウル調のアップナンバー"Special Delivery"、エイント・ノー・マウンテン・ハイなイントロから快適なウォーキングテンポ・ソウルに突入する"You're My Number One"の3曲がダントツにお気に入りで、他にも"I'm Saving All My Love"や"I Need Another Song"など華やかなアレンジに包まれた切ないメロディーに胸をかきむしられるイイ曲多数の好盤。ヒット曲の"Up In A Puff Of Smoke"をはじめ、いくつか収録されてる、いかにも70年代英国っぽいグリッター・ビート曲もいいアクセントに。
We'll Be Your Music / Sweet Dreams
上のアルバムと同時期に黒人シンガーのトニー・ジャクソンと組んでいたデュオ。ソウルフルなヴォーカルが加わって、スウィートな語りやエレキシタール入りの曲とか、全体にソウル濃度が増してはいるものの、あくまでもMORの範疇のソフトな音。アバのカヴァー、"Honey Honey"の国内盤シングルのB面で、快適テンポの美メロMOR"Best Of Everything"は実は長年の愛聴曲だったりするんだけど、アルバム自体は改めて聴いてもやはりちょっと薄味の曲が多いかな。"Honey Honey"路線だけどこちらはBiddu作のバブルガムポップ"Love A Little Bit Longer"、筒美京平ライクなディスコ・ポップスの"Let's Get Into Somethin'"(ヴァン・マッコイ作)に"That's The Way (How Love Grows)"、ボーナストラックのメロウな軽快ディスコMOR"Ain't Got Time For Messin'"とかオッと思う曲もあるんだけど、「Special Derivery」の楽曲群に比べると明らかに弱い感じ。