2010-01-01から1年間の記事一覧

今日聴いたもの

MINT CONDITION / CRAZY KEN BAND 相変わらずの安定感で、まったく安心して楽しめる新作。90年代渋谷系な引用センスと男臭い昭和歌謡の融合という基本路線は全く揺るがず、ある意味マンネリの極致なんだけどなぜか毎回新鮮に聞けるのは、アルバムを通じて一…

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Mavis / Mavis '10年。ホレス・アンディとのコラボ盤に続いてのアシュレー・ビードル新作。ユニット名はメイヴィス・ステイプルにオマージュを捧げたものらしく、そう聞くと硬派なソウル・ミュージックを想像してしまうけど、それっぽいのはキャンデイ・ステ…

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Northern Soul 2007 / V.A. '07年。先日聞いたエボニー・アレインも参加のノーザンソウル・リバイバル編集盤。イアン・レヴィンという人が主導しているシリーズ物コンピのようで、ここ数年毎年リリースされている模様。ブラインドで聞かされたら絶対に最近の…

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I Am / Terri Walker '03年の1stは結構愛聴してた気がするんだけど、その後まったくフォローしていなかったUK女性ソウルシンガーの'06年作。メロウなファンキー・ロック調の"I Am"のイントロのギターカッティングでいきなり心を掴まれ、ささやき気味に歌われ…

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Future Disco - The Best Of Elite Records / V.A. この前聞いたCastle編集のEliteコンピが良かったんでこちらも購入。レーベルのジャズファンクサイドにスポットを当てたかのような、スペーシーなシンセとアーバンなサックスをフィーチャーしたフュージョン…

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Angels & Demons At Play + Nubians of Plutonia / Sun Ra スウィングとハードバップが融合したような演奏をエキゾティック〜ラウンジなトーンで聞かせる50年代のアルバム2枚の2in1再発盤。その独得のストレンジなセンスが前面に出た「Angels & Demons At Pl…

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Elaste Vol.1- Slow Motion Disco / V.A. コズミックと呼ばれるクラブ音楽の流れで再発見されたと思しき、ゆったりテンポの80年代エレクトロ〜NWディスコ集。無機質ミニマルなエレポップ"Mystery Man / Clive Stevens & Brainchild "や、マーチングテンポの…

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The Colossus / RJD2 '10年。70年代のSF映画や刑事モノなどのサントラっぽいモンドなディスコ・ブレイクビーツと、ジャンル横断的な歌モノ指向が同居したオハイオのトラックメイカー。80年代英国ブルーアイドソウルフルな"Games You Can Win"に隙間を生かし…

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The Uglysuit / The Uglysuit '08年。オクラホマのギター・ロック・バンド。60年代サイケポップやソフトロックな空気感に満ちた、ひたすら甘酸っぱく切ない青春エモ〜サッドコアで、その青い歌声に初期ストーンローゼスを思い出したり、ちょっといなたい"Chi…

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British Pure Lovers / Dennis Bovell 「British Core Lovers」の続編っぽい編集盤で、個人的に今回はとにかく、清涼な男声ハーモニーが気持ち良いドゥワップ風ラヴァーズ"Sweet Feelings / Three Star"と不思議な味わいのテクノ・ディスコ・レゲエ"Reggae H…

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British Core Lovers / Dennis Bovell 先日聞いた「アラワク・ショーケース」と同時発売の'80年前後のデニス・ボヴェル作品集で、キュートなガールグループ風フィメール・ヴォーカル曲やスウィート・ソウル的な男性コーラス曲を中心に、インストなども挟みつ…

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LOVE & EMOTION Vol.1 / 松田聖子 '01年。シングル"上海ラブソング"がかなり気に入っていたんで、原田真二と組んだこのアルバムもずっと聞いてみたかったんだけど、80年代後半ごろのダンサブルな感覚が懐かしい産業ロック〜ブラコン系アイドル歌謡の数々は、…

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色々/ 倉橋ヨエコ '07年。何と言ってもグルーヴィーな70年代風ブラスロック歌謡"損と嘘"が最高。キャッチーなメロディーばかりをツギハギしたような作りでどのパートもグッとくる。とはいえこの路線はこれ1曲だけで、あとは小島麻由美風なスウィング歌謡に椎…

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みんなのうた3 / ミドリカワ書房 '08年。日本のフォークやニューミュージックのお約束っぽいメロディーやアレンジをあれこれ引用したような楽曲に、三面記事やホームドラマ、ケータイ小説風の散文的な歌詞が乗る独得の作風に磨きがかかって、割とムラのあっ…

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3-Way Mirror / Livingston Taylor '78年。前作「Over the Rainbow」から5年経ってすっかり洗練された音作りに。1曲目の"Going Round One More Time"をはじめとした、サニーシャイニーなウエストコースト系AORな曲群は正直ちょっと苦手なんだけど、前作まで…

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Wet Willie / Wet Willie '71年。カプリコーンのサザンロック盤。前に聞いた2nd同様この1stも最高で、転がるピアノとスライド・ギターの絡みが粋な1曲目の横ノリロックンロール"Have A Good Time"からもうゴキゲン。一聴した感じは、いわゆるアーシーでファ…

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Arawak Label Showcase / Dennis Bovell ジャネット・ケイが歌うラヴァーズ作品を中心に70年代後半のレーベル音源を集めたコンピ。まあ「Capricorn Woman」でお馴染みの曲が並んでるんだけど、ピュンピュン・シンセとファズギターで始まるキャッチーな歌謡ラ…

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Warm - An Elite Lesson in Future R&B / V.A. Castleから'00年に出た、Eliteという80年代英国ソウル/ジャズファンク系レーベルの編集盤。"Lovestruck / Projection"のトレーシー・ソーンに通じる雰囲気のクールな女性ヴォーカルや"Cannot Live Without You…

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Brand New / Woody Herman '71年。ウディ・ハーマン率いる老舗ビッグバンドがマイク・ブルームフィールドを招いて、ビッグバンドジャズとブルースロックの融合を試みた珍品ジャズ盤。なんといっても1曲目の昭和レトロなグルーヴィー・ジャズロック"Sidewalk …

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Bermuda Triangle / Bermuda Triangle Radioactive再発。ユーフォリアというグループに在籍していたという記述を見た気がする、米国男女デュオの'77年作。透明感のある女性ヴォーカルや歌メロなど完全にトラッド・フォーキー、と思わせてギターレス。代わり…

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Hustler / Bee Houston '68年と'70年の音源を集めた編集盤。全然聞いたことのないブルース・ギタリスト&シンガーなんだけど、年代的にファンク・ブルースが聞けそうな気がしたので購入、聞いてみると冒頭からいきなりファズがうなるR&B歌謡チックなヘヴィサ…

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Dave Mackay & Vicky Hamilton / Dave Mackay & Vicky Hamilton '69年。洒脱なMOR男女デュオ然としたソフトな歌声と対照的に、異様にグイグイ迫ってくる気迫のこもったジャズ/ジャズサンバ演奏が格好良い。とはいえグルーミーな美メロ曲"See You Later"や涼…

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ことの は / 小谷美紗子 新作。冒頭、"日めくり"のポストロックな疾走リズムにファルセットな歌声がかなり新鮮。さらに、タイトルどおり自身の「青い」作風を真正面から表現したような歌詞が染みる、ゆったりテンポのピアノロックの"青さ"、解放感に満ちたサ…

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姫トラ presents ホストランス / V.A. '07年。タイトルどおりのホストクラブ仕様のノンストップ・トランスMIX。全編通じてギラギラしたシンセが鳴り響くひたすらアッパーでハイエナジーな選曲は、ともすれば一方調子になりそうなんだけど、洋邦歌物やインス…

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渋谷JAZZ維新 -井上薫 Collection King Records Issue / V.A. '03年発売の日本ジャズ・コンピ。超クラシック"陰と陽 / 村岡実"をはじめ、いわゆるクロスオーヴァーなジャズファンク/ジャズロックに日本情緒が融合した独得のエキゾティシズムを感じさせるオ…

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regret / I've '99年。女性ヴォーカルをフィーチャーしたゲームやアニメの音楽集。以前聞いてかなり衝撃を受けたMOSAIC.WAVとは違ってかなりオーソドックスなJ-POP系ガールポップ指向な音楽性で、エコロジカルなバラード物などは正直右から左に耳から抜けて…

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STARTING OVER / エレファントカシマシ '08年。独特の「男のハードロック」的な味わいが根底にありつつも、再びポップな方向に大きく振れた印象の1枚。特にサビの開放感が只事ではないポジティブなロックンロール"笑顔の未来へ"や歌謡テイストの泣きメロ・ロ…

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One Fine Day / 大貫妙子 '05年。小林武史と組んでいた頃くらいからずっと離れてしまっていたんだけど、70年代シティポップ路線に回帰したようなこのアルバムは実に最高。さすがに元祖なだけあって、最近のフォロワーを全く寄せ付けない圧倒的なオリジナリテ…

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I Want Some / Make-Up '99年。ワシントンDCのパンク系バンドの編集盤。ファルセットを混じえてクネクネと激情を吐き散らす独特のヴォーカルをファンキーなビートに乗せた、ちょっと他では聴いたことのないユニークなガレージ・サイケ・ロックンロールで、1…

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Paper Dolls / The Brunettes ニュージーランドの男女ユニットの'09年作。かなり偏執的に屈折ポップを追求していた前作「Structure and Cosmetics」から一転、今回はニューウェイヴ〜エレポップ色強めで、全体に元のヘナチョコなインディポップな雰囲気に戻…