今日聴いたもの

Wet Willie / Wet Willie
'71年。カプリコーンのサザンロック盤。前に聞いた2nd同様この1stも最高で、転がるピアノとスライド・ギターの絡みが粋な1曲目の横ノリロックンロール"Have A Good Time"からもうゴキゲン。一聴した感じは、いわゆるアーシーでファンキーなロケンロール連発、な人たちなんだけど、ラテンリズムを忍ばせたハモンド・ファンクR&R"Dirty Leg"やAORテイスト漂う"Beggar Song"、サザンロック・ミーツ・ジャズロックな"Fool On You"などに顕著な、どこかスタイリッシュなセンスがあちこちに見え隠れするあたり只のロック野郎ではない感じ。
Over the Rainbow / Livingston Taylor
'73年。同じくカプリコーン。ジェイムス・テイラーに通じる「抑制が効いてて洒脱な」路線をどうしても期待してしまうんで、一部の楽曲で導入されてるミュージカル風の過剰な装飾アレンジにはやや鼻白んでしまうものの、ソフィステイケイトされたプレAORフォーキー・トラックの"Falling In Love With You"に"Rodeo"、少しケニー・ランキンっぽい"Somewhere Over The Rainbow"カヴァー、そして室内楽フォークなビートルズ・カヴァー"If I Needed Someone"などは個人的にまさに期待通りのストライクゾーンど真ん中な名演。