今日聴いたもの

British Pure Lovers / Dennis Bovell
British Core Lovers」の続編っぽい編集盤で、個人的に今回はとにかく、清涼な男声ハーモニーが気持ち良いドゥワップ風ラヴァーズ"Sweet Feelings / Three Star"と不思議な味わいのテクノ・ディスコ・レゲエ"Reggae High / The Dub Band"の2曲に尽きる感じ。同じくThe Dub Band名義でノベルティなオリエンタル・ダンスホール"Hong Kong T'ing"とか、全体に、「スウィートでメロウなラヴァーズロック・プロデューサー」に留まらないデニス・ボヴェルの異才が際立つ本人歌唱曲のインパクトが強くて、そのタイトルにも関わらずオーソドックスなラヴァーズ路線のトラック群はあまり印象に残らない1枚。ただ、マリー・ピエールの初シングル"Cry / Angelique"の可憐な雰囲気と、それをグニャリと捻じ曲げたようなダブ・ヴァージョン"Cry Dub / DB At The Controls"が続く流れはかなり好き。