今日聴いたもの

The Uglysuit / The Uglysuit
'08年。オクラホマのギター・ロック・バンド。60年代サイケポップやソフトロックな空気感に満ちた、ひたすら甘酸っぱく切ない青春エモ〜サッドコアで、その青い歌声に初期ストーンローゼスを思い出したり、ちょっといなたい"Chicago"なんかはサニーデイサービスみたい。冒頭の"Brownblue's Passing"をはじめ、"...and We Became Sunshine"、"Happy Yellow Rainbow"など、地味ながらリズムチェンジを多用した凝った曲展開とメロウなバースト・ギターがイイ感じで、特に爽快かつ壮大に盛り上がるラストのキラメキ・シューゲイズ・インスト"Le It Be Known"は素晴らしい。
Transference / Spoon
'10年。テキサスのバンドで、もうすでにこれが7作目なんだそう。エッジの立ったガレージなアンサンブルでベルベッツなミニマル反復ギターロック、というスタイルがなかなか新鮮で、時にピアノのフレーズが挿入されたりキャッチーな泣きメロが仕込まれていたりするのがなかなかツボ。フワフワゆらゆらしたファンキー・ビートが心地良い"Who Makes Your Money"に、哀愁フォーキー・ガレージな世界が徐々に轟音化、一転スタイリッシュなピアノロックになる"I Saw the Light"、ゴリゴリしたギター・リフにキラキラしたフィードバック・ノイズが絡むグルーミー・ロック"Out Go the Lights"といった曲が面白くて格好良い。