今日聴いたもの

Angels & Demons At Play + Nubians of Plutonia / Sun Ra
スウィングとハードバップが融合したような演奏をエキゾティック〜ラウンジなトーンで聞かせる50年代のアルバム2枚の2in1再発盤。その独得のストレンジなセンスが前面に出た「Angels & Demons At Play」の前半4曲がなんといっても最高で、ミステリアスなフルート・ジャズ"Tiny Pyramids"をはじめ、ソウルジャズのニュージャズ・コンピにも収録されていたどこかシュールなアブストラクト・スウィング"Angels And Demons At Play"、少し現音寄りの"Music From The World Tomorrow"と、どれも暑苦しい夏の夜にぴったりのジャングル・エキゾティカ。
一方「Nubians of Plutonia」の方は、割とラウンジーな演奏を基調にしているんで、つい聞き流しかけては、突然奇妙な音が聞こえてきてそのたびにハッとするという感じで、特に呪術ドゥワップとでもいうべき怪しいコーラスが印象的な"Africa"、土着パーカッシヴでスペクタクルな展開を見せる熱帯ラウンジ"Aiethopia"あたりはその明らかに異様な雰囲気が印象に残る。