今日聴いたもの

I'm Funk And I'm Proud / Andre Foxxe
Pファンク系人脈らしいギタリストの'93年ソロ名義アルバム。猥雑なコーラスがいかにもという感じのディスコ〜ファンクにエレクトロとハードロック・テイストを加えた音作り、と言うとかなり暑苦しい音を連想しそうだけど、60年代ポップス調の"Toyota Carolla"に、ジョージ・クリントンブーツィー・コリンズ作のミニマル・エレクトロ"Pizzazz"、ギターリフがキャッチーなミラーボール・ディスコ"Mature Freak"、クリスタルな流麗ピアノ入りクロスオーヴァー・ファンク"Puppy Love"など、結構スマートでソフィスティケイトされた感触もある1枚。要所要所で炸裂するフリーキーなギターもカッコイイ。ジャケは酷いけど、なかなかの拾い物かも。
I Should Be So Lucky / Corinne Tell
'88年のガーリーなフレンチ・ユーロビート盤。とりあえず、キレの良いトラックに乗って、舌足らずな少女声で歌われる哀愁ヨーロピアン・メロディーにキュンとくる"Love"と"En Manque de Toi"の冒頭2曲の砂糖菓子のような世界にテンションが上がる。全くハツラツとしない"I Should Be So Lucky"のカヴァーとか時々ガックリ・ポイントはあるものの、チープながらキュートな持ち味が生かされた"Toy Boy"の秀逸なカヴァーや、マイナー・メロディーがサビで開放感のあるメジャー展開を見せる"La raison hantee"、クールなフレンチテクノ歌謡風の"Les Nulles"など、総じて高水準な曲が並ぶ80年代フレンチ・ガールポップ隠れ名盤。