今日聴いたもの

Dub Come Save Me / Roots Manuva

'02年。ダンスホール・テイストのUKヒップホップにズブズブとダブ処理を施したヘヴィーで不穏な1枚。エクスペリメンタルなダウンテンポ・トラック上でピアニカの音色が漂う"Highest Grade Dub"やエキゾティシズムを感じさせるスコーチャー・ダブの"http://www.youtube.com/watch?v=WwEsxtLQvCs"に"Brand New Dub"といったややルーツよりの曲から、アシッドなシンセがウニョウニョとうねる"Tears"に"Witness Dub"、ホラームードのストレンジ・ブレイクビーツ"Dreamy Days SFA Dub"といった先鋭テクノ系まで、地を這うベースといかれた飛び系電子音にやられる好トラック多数。

Class of 3000 - Music Volume One / V.A.

'07年。OUTKASTのアンドレ3000がカートゥーン番組に提供したサントラ集。可愛い子供ヴォーカルをフィーチャーして、時にコミカルな雰囲気をまといつつも、目まぐしい場面転換に目が眩む冒頭の"Class of 3000 Theme"からラストのエレキなNWパワーポップ"Cool Kitty"まで、アイデア満載の異様に気合の入ったミュージカル・ヒップホップになっていて最高。全編にわたって顔を覗かせるジャズ要素もメチャクチャ格好良い。特に気に入ってるのが、教会音楽風イージーリスニングとハードロックをミックスしたような"We Want Your Soul"に、中華テイスト入りのインダストリアルな変則R&B"UFO Ninja"、ジャジー路線のベスト・トラック"Kim Kam Jam"、クールなスライ風テクノR&B"The Crayon Song"。