今日聴いたもの

Life Is Round

Life Is Round

'73年。ジャック・ディジョネットを中心としたジャズロックユニットの2nd。1st同様いろんな音が混ざったフュージョン志向の強い音楽なんだけど、アクション映画劇伴風のジャズファンク要素が強まって、かなりキャッチーな印象に。特に、冒頭、まるでカンタベリー・ミーツ・ニューソウルサントラという感じの疾走チューン"Seventh Period"から、ジャック・ディジョネットが歌うハードボイルドなボサ・ジャズロック"Moonsong"と続く魅惑的な流れや、高速〜スロー〜高速と、めまぐるしくテンポが変わる"Changing Streams"あたりはかなりフックが効いた名曲。
異色なのが、シーン・リーのヴォイス・パフォーマンス風Voをフィーチャーしたアブストラクジャズファンクの"Life is Round"で、そのどこかポストパンク的な感触には、前作の超高速ミニマル・ジャズファンク"Take Off Your Body"にも通じる先進性を感じる。Wounded Bird再発。