今日聴いたもの

THE BREASTROKE II / COALTAR OF THE DEEPERS
'10年。'98年〜'02年ごろの音源を中心にした編集盤。正直、ももいろクローバーの"ピンキージョーンズ"的な何かを期待して、たぶん「Submerge」が出た頃以来、久々に聞いたんだけど、少なくともこのバンド名義ではその後もシューゲイズ道をブレずに追求し続けている模様。永遠のセカンド・サマーオブラヴというかなんというか、その時間が止まったような感覚にクラクラしつつも、マリンバ入りの浮遊轟音ロック"prophet proved"から、"You Made Me Realize"の頃のマイブラをロボ声でやってるような"Light Of The World"、女性Voを効果的に配した覚醒ロックンロール"UNLIMBER"、シンセのフレーズが印象的なデスメタル・シューゲイズ"NO THANK YOU"といったキラーな曲が続くあたりの流れが気持ち良くてハマる。
うれしくって抱きあうよ / YUKI
'10年。メロウグルーヴなシングル曲"うれしくって抱きあうよ"の、切なさと高揚感が一体となった、何とも言えない柔らかい雰囲気にヤラれてアルバムも購入。ザクザクしたギターリフが爽快なパワーポップ"プレゼント"や、弾むリズムのオリエンタル・ピアノポップの"COSMIC BOX"、エレポ・ディスコティークな"ランデヴー"に"just life!all right!"、壮大なサビの展開に泣ける"チャイニーズガール"、フォーキーなラウドロック調の"ミス・イエスタデイ"など、多彩な楽曲群のどれもがキラキラした多幸感に満ちていて魅力的。なにより、終盤"うれしくって抱きあうよ"が流れ出す瞬間にすごいカタルシスを感じる。