今日聴いたもの

Where the Boys Are 〜 Songs of Neil Sedaka & Howard Greenfield / V.A.
Aceのポップス作曲家作品集シリーズのニール・セダカ編。個人的に'60年前後の牧歌的なオールディーズ・ポップスは正直ちょっと苦手だったりするんだけど、Aceのコンピだと割と抵抗なく楽しめるのは常にロックンロールな感覚が底にあるからかな。ブルージーでガーリーなワンダ・ジャクソンのR&Bビート曲"Fallin'"やニール・セダカ本人の"You're Knockin' Me Out"のガレージ感とか。コニー・フランシスの"まぬけなキューピッド"なんかも改めて聴くと格好良いし。
とはいえ、やはり60年代半ば以降の洗練されたポップスにどうしようもなく惹かれてしまうのも事実で、バカラックも顔負けのメロウなメロディーと凝った展開が最高な"Get Rid Of Him / Dionne Warwick"に"Foolish Little Girl / The Cookies"、ヒップなワルツジャズ・ガールポップの"Bewitched / Peggy Lee"、R&BテイストのメロウMOR"Workin' On A Groovy Thing / Patti Drew"とか、どれもいわゆる「オールディーズなニール・セダカ」のイメージを裏切られる洒脱な傑作。