今日聴いたもの

Riding High / Faze-O
オハイオ・ファンク系ヴォーカル&インストゥルメンタルグループの'77年盤。ストレートなワンコード系ファンクも悪くないけど、ちょっとチープなシンセも含め、絵に描いたような80年代アーバン・ムード漂うタイトル曲やエレピがメロウにゆらめく"You And I (Belong Together)"といった、プレ・ブラコン的なAORソウル路線の曲により惹かれる。あと、一聴、アーバンなソウルバラードと思わせてゴスペル意匠をいろいろ詰め込みながら予想外の展開を見せるオモシロ曲"True Love"や、ストレートなファンクにノスタルジックなスウィング演奏を忍ばせた"Get Some Booty"といった曲での小技の利かせ方もイイ感じ。
Do You Wanna Do A Thing / Bloodstone
'76年。こちらはミズーリの4人組コーラスグループ。ストレートなワンコードファンクがサビで美メロ展開する"Stand Up, Let's Party"に、快適ウォーキングテンポの流麗フィリーなモダンソウル"If You Wanna Be My Baby"、そしてエレキシタール入りのスウィート・ハーモニー・ソウル"Just Like in the Movies"と、いずれもタイプの違う王道曲を高水準に聞かせる冒頭3曲の流れがまずは素晴らしい。オリエンタルなハッスル・ディスコソウル"When We're Doin' It"なんかも最高で、70年代前半のアルバムで聞けたちょっとひねくれた感覚は影を潜めたものの、悪い意味じゃなくやはりすごく器用な人たちという印象。